ある父子家庭の心温まるお話です。
父親の給料日、親子三人で満天の星を眺めながら、丘の上の公園で夜のピクニック。
ニカッと笑う兄弟は、小学一年生と園児といったところだろうか、まだ幼い様子。
「あのな、とうちゃん。一光年って知ってるか?」
お兄ちゃんが先生に教えてもらった事をコテコテの関西弁で一生懸命父親に説明するところがいじらしくてかわいいんです。
一光年は光が一年かかって地球に届く距離だから、逆に一光年離れた星から地球を見ると一年前の地球が見えると先生から教わります。
そこでお兄ちゃんは考えました。めちゃめちゃ早いロケットで、4光年離れた星へ行き、めちゃめちゃ良く見える望遠鏡でうちをみたら・・
「きっと おかあちゃんがみえるな。おかあちゃんが、せんたくほしてるのがみえるな。」
登場人物がいつも満面の笑顔で、イラストも絵日記のようでとてもかわいい。
そのせいなのか、かなり重いテーマを扱っているのになぜかすがすがしい・・。
切ないけれど、後味の良い、何か幸せな気持ちになれる絵本でした。