主に一体のキャラクターを使ってモデリングからアニメーションまでチュートリアル形式で学ぶ本だ。
オペレーションをする理由や、やってしまいがちなミスも、先回りして書いてくれているので、安心感がある。
難易度も適度で、続けていれば確実に完成できると思う。全体的に初心者に配慮していると感じた。
構成からくる読みにくさは確かにある。
チュートリアルは本文と写真を見合わせながら、読み進むことになるのだが、見るべき写真が1ページ2ページ前にあったりする。
グレースケールの写真は、選択した頂点などが印刷でつぶれていて、自分で推測しなければならない。
また、本文にも改行がほとんどなく、オペレーションの指示と解説が一緒に長文になっているので、混乱が起きやすい。
ただし、これらは確かに可読率を落としているが、学習が進められなくなるほどの問題ではない。
問題は、本書のBlenderのバージョンが古く、書かれている通りにやろうとしても、そもそも現行バージョンではそのメニューが消えていたりすることだ。
例えばP97、UVをアンラップしようとするとき、UV Face Selectモードを選択とあるが、現行バージョンではそれはEditモードに統合されている。EditモードでUキーを押すと、UVのメニューが出るので、同じようなことができる。
またP116ページ、パーティクルで頭髪を生成するのだが、現行バージョンは機能が強化されていて、本書と操作が違っている。
私はこのURLを参考にして進めた。
http://blender.jp/modules/newbb/viewtopic.php?viewmode=flat&topic_id=1119&forum=3
この本を対象にしているのは初心者だが、重版がかかってないため、アップデートされた機能は自力で検索しなければならない。
実際に、私もマニュアル通りにいかずに何度か呆然としてしまった。