もう最高です!
クリスのアルバムの中でも、ここまでブルース色を抑えた王道サザン・ロック風な作品は珍しいのではないでしょうか。ブルーストーンのファーストにもクリスが参加していましたが、その時は日本で録音したオケにアメリカでオーバーダブしたとか。今回は一緒にアメリカ・ツアーをした後、そのままLAのスタジオで録音しただけあって、クリスとバンドの一体感が今までと比べものになりません。もう、完全にひとつのバンドの音になっています。
CDをセットして1曲目が始まると、アメリカ南部のハイウェイを車で爆走しているような爽快な気分になりますよ。(『396』はクリスの車'69カマロ396から付けられたとか)
何と言ってもクリスと住友さんのギターのバランスが絶妙です。ケンカせず、要所要所でお互いの良い部分を出しあっている感じ。これがツイン・ギターの醍醐味ですよね。小笠原さんのベースも相変わらずブリブリです。リズム隊もツボが分かってるなぁ。
生のライヴも凄かったけど、そのライヴ感がしっかりアルバムの中にも出ているのがいい。「作り物」の音が溢れる昨今で、昔気質というか、バンド馬鹿というか、ここまでストレートにロックな音を出してしまう彼らに惚れずにはいられません。どこか懐かしい、でも古くさくない、ただただカッコいいアルバム。お勧めです。