本屋さんで偶然に見かけて、購入することにしました。ちょうど息子も四歳になり、本気で読み聞かせを始めようと思っていた矢先でした。
この『365日のベッドタイム・ストーリー』はタイトルのように、子供のベッドで読み聞かせる365話の童話や民話を集めたものです。一話一話のお話はそんなに長くはありません。
ところが、読んでびっくり。子供への義務感で読み始めた大人も楽しめること請け合い。ケチな爺さん、口やかましい婆さん、ひょうきんな王様……にやにや、ドッキリさせられるキャラクターのオンパレードです。
こういう話ですと、ちょっと難しくて、子供への刺激が強すぎるのではないかと心配もしました。ところがすぐに、それは杞憂だと気づきます。話の面白さやリズムの良さに子供はすぐに夢中になりました。数年前に、グリム童話が残酷だと指摘した本が売れたと記憶していますが、そういうものを含んでいるのが本当の童話や民話なのでしょう。
この本には、子供の想像力を育んでくれる本物のお話が溢れています。子供の情操教育で悩んでいる人は、必携ですよ。
目下の悩みは、子供に必ず二つ以上のお話をリクエストされること。これでは365日ももちません。ああ、もう一回最初から読み直せばいいのか……。