旧キットの発売から32年。
旧キットはよく出来たキットではあったけれど、潜水調査が進んだ今では旧さが否めない。
リニューアル大和が出ると聞いたのはもうずいぶん前の話だったが、待った甲斐はあったと思う。
特に中央構造物や船体などのイメージの刷新は旧キット改造ではフルスクラッチに近く非現実的であったため、このリニューアルは本当に待ち焦がれました。
細かい点を指摘するなら、タミヤのキットとしては不可解な分割やシールの多用が目立ち、舷外電路はアフターパーツのエッチングでのみ再現と言った面でやや疑問符がつくかもしれない。難易度もやや高め。
旧キットの約4倍と言う値段は勇気がいる買い物だけれど、巷間の1/350艦船のほぼ標準的な価格帯であり、旧キットを社外エッチングパーツやレジンパーツで数万円掛けてフルディテールアップすることを鑑みれば妥当と言えなくもない。
何より箱を開けたときの高揚感はさすがタミヤ。モチベーションが上がります。
細かい不満はあるけれど手を加える余地は残されていて、モデラーの頑張りに応える度量を持ったキットであると同時にストレートで組んでもなかなかの見栄えがするという絶妙のバランスを有するキット。
個人的には文句なしに五つ星を進呈です。