内容紹介
とまどいながら、歩き続ける。
自殺、死刑制度、脳科学、環境問題、宗教の功罪、ジェンダー。
現代の「痛みと希望」について思索した、魂のしずくのようなエッセイ。
2007年、米国・バージニア工科大学で銃乱射事件が起きた。
キャンパスには犠牲者を悼む32個の石が置かれたが、人知れず石を加えた学生がいた。
33個めの石。それは自殺した犯人の追悼である。
石はだれかに持ち去られた。
学生はふたたび石を置いた。それもまた、持ち去られた。
すると、別のだれかが新しい石を置いた。
――私たちにとっての33個めの石とは?
それはたしかに短い期間の出来事ではあったけれども、
その事実を知った多くの人々の心を打ち、
社会の片隅で大きな声をあげることのできない
傷ついた人々をそっと力づけた。
敵と味方の対立を無効化し、
「やられたらやり返してやる」という
報復の連鎖を超越していく物語であるとも言える。(本文より)
引き返せない現実を前に、
いつのまにか傷ついてしまった私たちに、
今、いちばん必要なこと。
自殺、死刑制度、脳科学、環境問題、宗教の功罪、ジェンダー。
現代の「痛みと希望」について思索した、魂のしずくのようなエッセイ。
2007年、米国・バージニア工科大学で銃乱射事件が起きた。
キャンパスには犠牲者を悼む32個の石が置かれたが、人知れず石を加えた学生がいた。
33個めの石。それは自殺した犯人の追悼である。
石はだれかに持ち去られた。
学生はふたたび石を置いた。それもまた、持ち去られた。
すると、別のだれかが新しい石を置いた。
――私たちにとっての33個めの石とは?
それはたしかに短い期間の出来事ではあったけれども、
その事実を知った多くの人々の心を打ち、
社会の片隅で大きな声をあげることのできない
傷ついた人々をそっと力づけた。
敵と味方の対立を無効化し、
「やられたらやり返してやる」という
報復の連鎖を超越していく物語であるとも言える。(本文より)
引き返せない現実を前に、
いつのまにか傷ついてしまった私たちに、
今、いちばん必要なこと。
内容(「BOOK」データベースより)
自殺、死刑制度、脳科学、環境問題、宗教の功罪、ジェンダー。現代の「痛みと希望」について思索した、魂のしずくのようなエッセイ。
著者について
森岡正博:
1958年生まれ。哲学者。大阪府立大学人間社会学部教授。人間学・現代倫理学などを担当。研究テーマは、生命学・哲学・科学論。従来の客観的な学問の枠組を超えて、自らを棚上げすることなく果敢かつオリジナルな思索を展開、人文学の領域を大きく押し広げる。著書に、『無痛文明論』『生命学をひらく』(以上、トランスビュー)、『生命観を問いなおす』『感じない男』(以上、ちくま新書)、『意識通信』(ちくま学芸文庫)、『自分と向き合う「知」の方法』(ちくま文庫)、『宗教なき時代を生きるために』(法藏館)、『草食系男子の恋愛学』(メディアファクトリー)ほか。編著に『思想の身体 性の巻』(春秋社)。
1958年生まれ。哲学者。大阪府立大学人間社会学部教授。人間学・現代倫理学などを担当。研究テーマは、生命学・哲学・科学論。従来の客観的な学問の枠組を超えて、自らを棚上げすることなく果敢かつオリジナルな思索を展開、人文学の領域を大きく押し広げる。著書に、『無痛文明論』『生命学をひらく』(以上、トランスビュー)、『生命観を問いなおす』『感じない男』(以上、ちくま新書)、『意識通信』(ちくま学芸文庫)、『自分と向き合う「知」の方法』(ちくま文庫)、『宗教なき時代を生きるために』(法藏館)、『草食系男子の恋愛学』(メディアファクトリー)ほか。編著に『思想の身体 性の巻』(春秋社)。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
森岡 正博
1958年生まれ。哲学者。大阪府立大学人間社会学部教授。人間学・現代倫理学などを担当。研究テーマは、生命学・哲学・科学論。従来の客観的な学問の枠組を超えて、自らを棚上げすることなく果敢かつオリジナルな思索を展開、人文学の領域を大きく押し広げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1958年生まれ。哲学者。大阪府立大学人間社会学部教授。人間学・現代倫理学などを担当。研究テーマは、生命学・哲学・科学論。従来の客観的な学問の枠組を超えて、自らを棚上げすることなく果敢かつオリジナルな思索を展開、人文学の領域を大きく押し広げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)