「宇宙の旅」4部作の一応の結末。
人類の進化に干渉し、目覚しい成果を挙げた「魁種族」のプロジェクトの道具「モノリス」。
その正体がこの作品で明確になり、2001年にHALの暴走で宇宙空間に放り出された「フランク・プール」が海王星軌道上で1000年振りに救出され、その後の「ボーマン」「HAL」との再会の中で、モノリスが人類に脅威を与える存在として立ちはだかり、これを破壊する作戦に参加する・・・・
正直言って、人類にとって宇宙とは?神とは?の問いに強引に回答を出した感は否めないが、最新科学技術の知識を駆使した描写には、頭が下がる思いである。
そして、「魁種族」の目的が地球破壊でなくもっと別の目的がある事を悟ったところでこの物語は幕を閉じるが、消えたモノリスからの交信が帰ってくるのが約1000後。
人類は約1000年平和が保障された訳だが、4001年に何がおこるのか?人類の進歩はどうなるのか?
興味が尽きない結末である。
作者は「4001年」を念頭にこのような結末を出したのでは?と思いたい。
まさに「ネバー・エンディング・ストーリー」である。