ペルシア側の描写がひどい。なに、あの化け物集団?「不死の軍団」までは本当に「不死部隊」と呼ばれていた人たちがいたからいいとして、あとの変な忍者とか、遺伝子改良したサイみたいなのとか、すでに人間ですらなさそうな化け物とか…。第一、王様、あんな恰好してたらふつうに風邪ひくのでは!?
まあ、クセルクセスのエキセントリックぶりは恰好良かったけれど。
300人で大軍に立ち向かったというスパルタ人の勇士を描きたかったのかもしれないが、ペルシア軍を不必要におとしめていたため、その勇士もかすむ。
ギリシア人はペルシア王を「暴君」というが、生まれたての赤ん坊を捨てるお前らが言うな!と突っ込みを入れたくなります。スパルタ人は「自由」のために戦うとか言ってましたが、物心ついたときから軍事訓練しかさせてもらえないスパルタに「自由」なんかありません。王の宗主権を認めて税金払えば異民族に寛容なペルシアの方がよほどいい。第一、「ペルシアに奴隷はたくさんいるが・・・」とか言ってましたが、このセリフも変。スパルタにも奴隷は山のようにいるではないか。もともと奴隷を押さえつけるために軍国主義とったくせによく言う。
というわけで、結局のところ死を美化しているだけか?と感じてしまったので、あまり評価できません。死ぬために戦うなんて単なるバカ。勝算あってすべてをサラミスにつぎこんだアテネとはわけが違うのでは?と思いました。