円滑なコミュニケーションはビジネスに欠かせない人脈づくりの第一歩。良好な人間関係を築くための入門書として、特に若手ビジネスパーソンにはおすすめできる一冊。
30秒で人を動かすにはどうすればよいか?…
1.良好なコミュニケーションをとるには、考え方の「コツ」がある。
2.そもそも、相手を思いやる心構えが基本であり重要なことだ。
3.円滑なコミュニケーションには、技術(型)を用いるべきだ。
…と言うような構成で、特に2.の大切さを説いており、いわゆる“小賢しいテクニック本”ではない。
技術の説明は、ロジカルシンキングでいう基礎的なフレームワークを用いているが、くどくなりがちな「ビジネス書」的なものではなく、初心者でも分かりやすい言葉と丁寧な解説で終始一貫しており、非常に読みやすい。
それだけに“テクニック本”を読破してきたようなビジネスパーソンには物足りなさを感じさせるであろう。が、一度初心に立ち返るという意味では、リフレッシュできるので悪くなのではないか(すんなり読めるので、読後感が良い)。
著者の失敗・成功の実体験に基づく具体例も豊富でイメージしやすく、また社会人経験でありがちな実践的ケーススタディが充実しており、考えながら読み進められるので退屈しない。
最近のビジネス書にありがちな、「インパクトあるタイトルと中身のギャップ」はほとんどなく、失敗のないビジネス書としてもおススメできる。
コミュニケーションで大切なことは何か…考え方と技術と練習問題と、初心者にとっては読みやすいという意味で、「バランスが良い」と思った。