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30代未婚男 (生活人新書)
 
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30代未婚男 (生活人新書) [新書]

大久保 幸夫 , 大宮 冬洋 , 畑谷 圭子
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 777 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

急増する「30代未婚男」。社会現象化する「30代未婚男」。
彼らはなぜ結婚しないのか? それとも、結婚できないのか?
リクルートワークス研究所を中心に、この社会現象を徹底検証!
今、明かされる、彼らの理由。

内容(「BOOK」データベースより)

急増する「30代未婚男」。彼らはなぜ結婚しないのか?「相手がいない」「お金がない」「自由な時間とお金が大事」「責任をとりたくない」「まだ、遊びたい」…。彼らの現実をインタビューしながら、30代の本音と未婚問題の構造を探る。

登録情報

  • 新書: 240ページ
  • 出版社: 日本放送出版協会 (2006/06)
  • ISBN-10: 4140881852
  • ISBN-13: 978-4140881859
  • 発売日: 2006/06
  • 商品の寸法: 17 x 11 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 2.0 拠り所にした考え方が…, 2006/11/19
レビュー対象商品: 30代未婚男 (生活人新書) (新書)
 最近の日本の結婚事情を「女性の生き方の問題」としてのみ捉えず、男性側にもあえて焦点を当てたことは評価できます。ただし見方があまりに一面的で画一的であるため(要するに結婚して家庭を築くことだけがまっとうな生き方で、幸せへの道、ということ)、理解があからさまに偏っていることは否定できません。他の方々も色々と指摘されていますが、目についた問題点を挙げるだけでも、

・拠り所とした価値観が古すぎる―未婚化は不幸への道、という断定はあまりに根拠に乏しすぎます。「伝統的な性役割に囚われた男性」という見方も怪しい。「男性は結婚によって失うものは少ない、ひとえにプラス」も今は昔で、特に妻が専業主婦になった場合の「失うものの多さ」は当然相当な考慮が払われるべきです。

・「結婚しなくてもいい」という考えの人たちをまるで想定していない―知ってか知らずかこの選択肢を設けていない欠陥アンケートを用いているからこそ、絶対的独身主義者以外の大多数が強く結婚を望んでいる、という虚像が生まれてしまいます(これは日本の結婚事情についての他の多くの考察にも言えること)。「結婚しなくてもいい」「結婚は所詮人生の選択科目にすぎない」という人たちには本書の提言も脅しもせせら笑われるだけです。

・結婚をあたかも「目的」としたような論調―結婚後の生活設計についてほとんど問題にされていません。今時「家庭的な女性」を求めるのは確かに問題だとしても、逆に専業主婦にならないことを要求するのは男性側としても真っ当な主張かもしれません。それともまさかすべて女性の要望に合わせろというつもりでしょうか。

 こうしてみると、旧来の価値観をもった人たちが昨今の非婚化事情をどう見ているかを知ることができる、ということが、本書のせいぜいの意義だと思えてくるぐらいです。
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95 人中、86人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 この本の処方箋では男性は結婚しない, 2006/10/8
レビュー対象商品: 30代未婚男 (生活人新書) (新書)
「いくら結婚情報サービスやお見合いパーティーに登録や参加をしたとしても、自分から何もしないのでは、やはり何も起きない。(中略)少しでも気になる女性がいたら、まずは声をかけてみればいい」

「せっかく二次会まで行ったのに電話番号を聞かない」「フリータイムで自分から声をかけない」(「お見合いパーティーでのNG」)

彼女を作れない理由として「『僕と付き合ってください』と言わない」。結婚できない理由として「『結婚しよう』と言わない」

女性から声をかけたり、電話番号を聞いてデートに誘ったり、プロポーズしてもいいわけでしょう?なぜ、男性にだけ積極性を求め、女性はただ待ってればいいとするのか。まあ理由はどうせ「女性がそれを男性に望むから」なんでしょうが。

コミュニケーション能力についても、男性のそれだけを批判し、求めています。

「自分のことを一方的に話すのではなく、かといって質問攻めにするのでもなく、相手の話にうんうんとうなずきながら会話をエスコートするのである」(149ページ)

女性がこれをやってくれれば、口下手の男性も助かるのに。

基準が双方の幸せではなくあくまで女性の幸せですので、ダブルスタンダードも存在します。

19ページで未婚男性について「結婚することを損得感情で理詰めに考えれば、独身でいいという結果になっても仕方がない。(中略)しかし、結婚は損得で判断できるものではない。損得を超えてしまうのが恋愛であり、もしもいい人に出会ってしまえば、損得感情はどこかに行ってしまって結婚を望むだろう」

とありますが、これは、「はじめに」の女性についての記述

「女性の未婚化は、結婚や出産によって失うものがあまりにも大きいからだといわれている。高等教育を受けて、男性と同じように総合職で採用された女性にとって、結婚によって家事を押し付けられたり、出産によって仕事を継続できなくなったりすることは、金銭的にも、精神的にも大きなロスである。よほどの男性が相手でない限り、結婚する気になれないことは容易に想像がつく」とは対照的です。

また、一方で「自分の立てた勝手な人生計画に縛られる」「自己チュー的ライフデザイン」を持つ男性を批判しておいて、女性の計画については「女性は、出産という目的から逆算して自分の結婚年齢をとらえている分、(中略)結婚につながらない付き合いをする余裕はないので、そんな煮え切らない態度(プロポーズしない)に、さっさと見切りをつけてしまう。」(171ページ)と正当化します。

女性の欲望を満たすべく男性にだけ負担をかけ、女性(だけ)の意向に従った恋愛や結婚を「あるべき姿」とする本書の処方箋では男性は幸せになれないし、バカバカしくて結婚したくなくなるでしょう。
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37 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 ライフスタイルの多様化へのバックラッシュ, 2006/9/2
レビュー対象商品: 30代未婚男 (生活人新書) (新書)
(a) 「独身主義とは、……過渡的な『心理状態』」(21頁)であるとして、男性はみんな結婚したがっていると決めつけ、

(b) 男性が「非婚」(事実婚を含む)のライフスタイルを選び取る可能性と、その選択を支える社会のあり方など最初から考えもせず、

(c) たったひとつの意識調査結果をもとに、「未婚は不幸につながる道」(27〜30頁)、「未婚は短期的には楽しいが、長期的には不幸である」(231頁)などと根拠の希薄な脅迫をし、

(d) 当事者の肉声(第3章、9ケース)よりもむしろ結婚促進産業関係者の言葉を熱心に伝え(第4章〜第6章)、

(e) 全体として〈30代にもなって法律婚をしていない男はどこかおかしい〉という空気を煽る本。

そもそも、『30代未婚男』という書名・用語自体に侮蔑的ニュアンスがある。もっと価値中立的な書名はいくらでも考えられようし、一字加えて「30代未婚男性」とするだけでだいぶ印象は変わる(現に女性については「30代未婚女性」となっている;209頁)。40代まで「独身でいたことの理由をうまく説明できないと、不気味な、もしかしたら何か欠陥のある人という烙印を押されかねない」(28頁)と書いているが、そういう風潮を変えようという問題意識などはさらさらなく、むしろ後押しする始末。

最後に「30代未婚男問題は……その他の社会問題を引き起こすかもしれない大きな危険を孕んでいる」とむりやり視点を広げて見せるが(230頁)、こじつけの感は否めない。しかも、それを踏まえた結論が〈だから社会をこう変えよう〉ではなく「旬のときに決断しよう」(とっとと結婚しよう)では、あまりにも社会的視点がなさすぎる。男性の未婚化が進む理由についての分析にはそれなりの妥当性もあるだろうが、けっきょくはライフスタイルの多様化に対するバックラッシュの役割を担ってしまっているのではないか。
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