「勉強法」とタイトルにあるが、著者堀さん自身がハウツー本を嫌っていることもあり、小手先の方法論よりも勉強に対する考え方が書いてある。
私がこの本を読んで、特徴的だと思った点を二つ書く。
一つは読書について。タイトルに挙げたように「本を読まない人は凡人になる」と堀さんが著書の中で書いており、読書をすることを一番に推している。これは私も共感する。その人の教養・ボキャブラリーというのは読書に拠るところが大きく、一朝一夕では身につかない。確かに生涯で一番の勉強であると思う。
二つめは文章を書くこと。社会人になってから一番必要とされるのは「創る能力」。その手始めとして文章を書くことを奨めている。文章を書く上で必要となってくる「ストーリー構成力」は読書だけでは身につかないものであり、訓練を必要とする。長い文章を書くには、人間の能力を総動員する必要があり、文章を書くことを通して数多くの能力が鍛えられる。この本を読み終わるころには勉強したいというよりは、文章を書きたいと思っていたほどだ。
書店でなんとなく気になって購入した本だが、私にとって非常に価値ある一冊だった。20代の人にも是非読んで欲しい。