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最も参考になったカスタマーレビュー
21 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
内容★5つ 編集★2つ,
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レビュー対象商品: 3.11 クライシス! (単行本(ソフトカバー))
内容は面白い。国家主義者としての著者の主張が余すところなく記述されている。震災直後のドタバタで、というかドタバタだからこそ、熱く力強いメッセージが 次から次へと繰り出される。 ただし、である。記述に余りに重複が多い。初出がネットや雑誌、新聞だから、それぞれには 「かぶって」いないのだろうが、明治天皇の御製や三浦綾子の小説の一部などは嫌と言うほど 繰り返される。 つまり、著者の責任というよりは、出版社の編集姿勢に問題があったのだろう。 分量を3分の1、値段を半分にし、ブックレットのような形式にしたうえで、主張を整理した読み物にすれば、 より多くの人に、より長く読まれたであろう。 読まれるべき本だけに誠に残念である。 かつて著者が原稿の「かぶり」を戒めているのを何かで読んだことがあるので、 著者にも理解していただきたく、あえて★は厳しく付けさせていただきました。
41 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
目に見えない領域での崩壊,
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レビュー対象商品: 3.11 クライシス! (単行本(ソフトカバー))
3.11以降に書かれた本が、チラホラと出始めてきている。目立つところでいうと、本書と大前研一・著の『日本復興計画』である。いずれもネット上で話題になった記事や映像をベースにしており、本としての書き下ろしではない。まだ、序章といったところだろうか。しかし、本書の切れ味は鋭い。あの状況下で、自分の身の回りのことをケアしながら、よくぞここまで国家的な視点に立って、冷静な提言ができるものだなと思う。本書はそんな、3.11以降の激動の三週間、時々刻々と状況の変化する中で、ネット記事、新聞・雑誌へ寄せた論考の数々を取り纏めた一冊である。 数ページめくると「翼賛」、「大和魂」、「ファシズム」、「超法規的措置」など、戦時中を思わせるようなキーワードがやけに目立つ。マスメディアや論壇で強い忌避反応をもたらす、このような言葉を用いることで、読者が自分の頭で考えることを余儀なくさせることを狙っているそうである。 今回の3.11による「戦後の終焉」という言葉は、よく見聞きする。著者によると具体的には戦後の社会システムをく構築してきた「合理主義」、「生命至上主義」、「個人主義」の三つの思想が終焉したということを意味するとのこと。とりわけ、一つ目の合理主義崩壊の意味するところは大きい。今回の震災でわれわれが皮膚感覚で理解したものとは、人間の力では絶対に及ぶことのできない超越的な「何か」があるということなのである。合理的な想定を超えたことが起きるという現実は受け止めざるをえないのだ。 そして、これからの時代を乗り越える道標として、著者が何度も執拗に引用しているのが、明治天皇の御製(和歌)「しきしまの 大和心の をゝしさは ことある時ぞ あらはれにける」というものである。この大和心の「をゝしさ」の引用を持って、過去のシステムを超克すべしという提言は、各論の提言と比べたときに、ずいぶんと漠とした印象を受ける。 つまり、この点こそ、各自で考えよというのが、著者からのメッセージであるのだ。そのためのヒントが、本書には随所に散りばめられている。これからの時代を考えるうえでの突破口になりそうな一冊である。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
インテリジェンスのプロの本領発揮,
By ぷりんどら (広島) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 3.11 クライシス! (単行本(ソフトカバー))
東日本大震災はあまりにもショッキングな出来事でした。ちょうど家族旅行に出かけていたのですが、日に日に拡大する被害状況に新聞も、テレビも直視できない日が続きました。その時、わらにもすがる思いで、旅行先でチェックしたブログが佐藤さんの「眼光紙背」でした(長らく中断していたのが、震災の翌日から急きょ再開された)。日本国民が一丸となって震災に立ち向かわないといけないとの強いメッセージを受けました。 その後も錯綜する情報の中で、「福島原発が報道以上のひどい状況になっている」ことを比較的早い段階で知ることができたのも佐藤さんのブログでした。 本書は、時系列で3.11以降に佐藤さんの書かれた文章をそのまままとめたものです。事後的に読むとまどろっこしいですが、地震以後の一刻一刻の佐藤さんの状況分析の鋭さにはただただ脱帽です。 佐藤さんは、東日本大震災を、「合理主義、生命至上主義、個人主義によって形成される近代システムの終焉」と総括されています。 我々は、生きて行く上での立ち位置を変えざるを得ない時期に、嫌が上でも差し掛かってしまったのでしょう。何を、どのように、どの程度変えるべきかはなかなか見えてこないのですが。
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