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最も参考になったカスタマーレビュー
13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
放射能について、自分で考え始めるために,
レビュー対象商品: 3.11後の放射能「安全」報道を読み解く: 社会情報リテラシー実践講座 (単行本)
原発を告発する本はたくさんあるが、この本のアプローチはかなり変わっていて、おもしろい。原発事故のあと、メディアでは「ただちに健康に影響はありません」とか、「基準値以下の放射線なら心配する必要はありません」というような言葉を、立て続けに聞かされた。それに対して、「本当にそうなのかな?」と思っても、それをうまく周りの人に伝える言葉がなくて、欲求不満になった人は多いと思う。 たとえば、Dr.中川こと、東大病院の中川恵一氏は「100ミリシーベルトを被爆しても、がんの危険性は0.5%高くなるだけです」(毎日新聞3/20)と語った。中川氏は読者を安心させるために、今でもこういうことを言っているのだが、著者は反論してこう言う。 「ある学校の生徒200人につき1人を、無作為に選んで命を奪うという脅迫があった。過去の事態から、その脅迫が深刻に受け止めるべきものであることもわかっている(同じ0.5%のリスク)」これが「安全」と呼べるだろうか。 詐欺的な言葉がメディアで繰りかえされると、私たちは簡単に騙されてしまう。けれども著者の言葉を借りるなら「30キロの荷物を背負った人に、勝手に1キロの荷物を足して、『30キロの方がずっと重いから大丈夫だよ』」とは言えないはずである。 私たちのほとんどは、情報をマスメディアから受け取っているので、情報を正しく読み解くことは必須だ。中には間違ったものや、有害なバイアスのかかった情報もあるが、読み方によっては、実はいい情報源であることも多い。 原発関係の本はたくさん出版されているが、メディアを席巻する「安心」「安全」報道を少しでも読み解き、なにより、自分で考える力を取り戻したい人にお勧めしたい、小さな本。
14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
苦しんでいるあなたに 異色の本,
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レビュー対象商品: 3.11後の放射能「安全」報道を読み解く: 社会情報リテラシー実践講座 (単行本)
本屋さんに行くと、原発や放射能関係のコーナーがあり、率直、もううんざりという感じもします。そんな中、放射能や原発についてではなく、報道を扱った異色の一冊。子どもにマスクをさせるのに、どうしてこんなに苦しまなくてはならないの? 子どもを被曝から守りたいと言ってどうして責められなきゃいけないの? どうしてパニックとかヒステリーとか放射能神経質っていわれるの? レントゲンと同じくらいだから問題ないというなら、どうして妊婦はレントゲンを受けないの? 3.11以来、苦しみや疑問を抱いてきたあなたに、ゼッタイのおすすめ。あなたを苦しめる原因は3.11以後の報道にあることを、冷静に、たとえを使いながらていねいに説明してくれます。 数値のところに苦労したので星4つ。飛ばしても大丈夫。 できれば小出裕章先生の『原発のウソ』と一緒に。
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