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本作は、そんな彼らならではのピュアなロック、絞り
たての鮮烈で格好いいロックが堪能できる、好盤だ。
聞き所は、まず(1)~(4)の、グルーブ感満点のロック・
チューン4連発で、(5)のバラードが邪魔に思えるほど。
アメリカのバンドらしく、オフ・ビートでのバンドの
一体感が完璧で、「ライブを聴きたい!」と強く思わ
せる。ドライブのお供にも最適だろう。
そして、ラストには名曲(10)が待っている。あっさり
とした衒いの無いメロディだが、この淡泊さが彼らの
持ち味なのだ。
C.J.Snare(vo)は甘いハイトーンの持ち主だが、その
彼が、あくまで熱唱せずに、ぶっきらぼうに淡々と
歌うことにより醸し出される情感、これがFIREHOUSE
のバラードの持つ魅力なのだから。
特筆すべきは、ロン・ネヴィソンの音作りで、90年代
らしいドライなサウンドを基調としつつも、所々に
80年代的なコーラス、70年代的な粘っこいギターソロ、
60年代的なフォーク・トラッドテイストを挿入し、
一見すると地味なんだけど、実に味わい深いサウンド
に仕上げている。
アメリカン・ロックが好きな人は、必聴必携の1枚だ。
この3枚目は1995年に発表されたもので,2作目までのハード路線から一転。より広いファン層を意識して,メロディや作編曲を作り込んだ意欲!作。しかし,折からアコースティック・ブームの中,却って「軟派に走った」と思われてしまい,凋落のきっかけを作ってしまいました。
内容は,ボン・ジョヴィの弟分と言われているだけに,好い意味で適度にヘヴィな商業ロック。チープ・トリックやダム・ヤンキース,カンサス辺りにベクトルが近いでしょうか。楽曲は丁寧に書けていますし,ヘヴィ・メタルの狭いカテゴリで聴かれ,軟派ヤローだと思われて終わるのは損。もう少し広い層のアメリカン・ロック好きの方に聴いて貰った方が,正しく評価して貰えるんじゃないかと思います。ちょっと贔屓目ですけど,可哀想なのでこの評価を。
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