内容紹介
ここは北の森の奧深く。生きものたちは自然を表すアイヌ語を話しています。くまたちの気配は野性味あふれ、ぞくりとする猛々しさ。くまに見つかった「月の精」チュプはするりと姿をかえ、光となって月に消えていきます。両者が言葉を交わすことなく別れてゆくのは、「もともと別々の世界に暮らす者同士であると考えたから」という工藤有為子さん。チュプが月の光として、再びくまの家に入り込んでくることもあるでしょう。大きなものに守られていることの深い余韻と静かな幸福感。工藤さんはこれが初めての絵本となります。あべ弘士さんがその初々しい感性をがっちりと受け止め、北海道の2人ならではの魅力に満ちた傑作が誕生しました。
内容(「BOOK」データベースより)
満月の夜のおはなしです。くまたちは森へさんぽにでかけました。それを見ていた月の精。そして―。工藤有為子のやわらかな感性が豊かに響く言葉の調べと、あべ弘士の、野性の息づかいあふれる絵。北天の地の壮大な舞台から生まれた『3びきのくま』。