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25歳の艦長海戦記―駆逐艦「天津風」かく戦えり (光人社NF文庫)
 
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25歳の艦長海戦記―駆逐艦「天津風」かく戦えり (光人社NF文庫) [文庫]

森田 友幸
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

戦争は遠い過去ではない―「敗軍の将兵を語らず」の戒めを守って五十余年、長い沈黙を破って、初めて自らの戦いを赤裸々に綴った回想記。圧倒的な米軍の制圧下、若き指揮官は死闘の海で、どう決断し、また乗員たちを統率して対処し、勝利をかち得たのか。船団護衛における苛酷な海戦の実相を伝える感動の戦記。

内容(「MARC」データベースより)

艦首もなく艦橋もなく、兵備兵装も限られた絶体絶命の逆境下に船団を護衛し、敵潜水艦と航空機の包囲網をかいくぐって、ただ一隻、沈没を免れた日本軍最年少の艦長の創意工夫の戦いの記録。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 191ページ
  • 出版社: 光人社 (2004/10)
  • ISBN-10: 4769824386
  • ISBN-13: 978-4769824381
  • 発売日: 2004/10
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
「大和」特攻と同時期に、南シナ海を北上し日本本土を目指した「ヒ88丁船団」は、低速な輸送船団をこれまた低速の火力貧弱な小型艦艇で護衛するという、「大和」特攻よりもはるかに困難な条件を背負っていた。艦を沈めないことすら極めて困難な状況にあって、手負いの駆逐艦の指揮を取り中国沿岸まで到達させた、その艦長本人の貴重な戦記である。

「天津風」が加わった「ヒ88丁船団」については、海上護衛戦を扱う一部の専門書を除き、世人の知るところがほとんどなかった。だから、本書は単に異色の艦長記というだけでなく、太平洋戦争末期の海上護衛戦を扱った一次証言としても、非常に意義深いものである。

さらに言えば、第二次大戦で生き残った艦長たちは、著者を除きほぼ全員が終戦当時少佐以上の階級にあり、戦後60年を経てほとんどが鬼籍に入っている。その意味では、第二次大戦を扱った事実上最後の艦長記であり、本書の持つ価値は価格以上に重いと思われる。

私が敢えて「海戦記」でなく「戦記」と記したのは、著者の闘いが海上だけにとどまらず、「天津風」を失った後の第二部でも続いているからだ。一歩間違えれば士気喪失はおろか、部下や自身の生命すら危うい状況が続くなか、いかに部下を統率するか方策を練り実行するくだりは、著者の苦悩が言外ににじみ出ているようである。
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形式:文庫
森田艦長は弱冠25歳にて本艦の艦長を命ぜられたわけだが、着任にあたり、乗組員に「自分は若輩にて不安かもsれないが、開戦当初より、前線で戦ってきており、前任の田中艦長より18期も下であるが、なんら心配はない」と訓示し、冒頭からこの200名の組織をまとめることに苦心している。

幸いというか不幸にしてというか、天津風は激しい攻撃を幾たびも受け、危機に見舞われるのだが、こうしたタイミングで全員が一致して事にあたる、という姿勢が非常に重要だ。乗組員は森田氏のもと、団結して働く。チームワークが上手くいったのは、日頃からの森田氏の取組み姿勢や行動を皆が「信頼していた」からではないだろうか。
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形式:文庫
 25歳という若さで駆逐艦<天津風>の艦長となった森田氏の記録。二次対戦末期における日本の船団護衛・終戦後の武装解除などが、冷静な筆で記されている。
 今の自分とさほど歳の変わらぬ青年の肩にこれほど多くの物がかかっていたなどとは、読むまでまるで考えたこともなかった。果たして今の自分に彼ほどの決断が出来る物であろうか……
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