リデンプション=救出と題された本作は、シーズン6と7の間のストーリーとか、シーズン7の前哨戦というには余りにも豪華な作り。
舞台は恐らくシエラレオネをモデルにしたと思われるアフリカのサンガラという架空の国。ジャックは逃亡生活の果てにサンガラにたどり着き、今は特殊部隊時代の同僚で、この国で孤児たちのための学校を運営しているベントン(何気にロバート・カーライル)の元に身を寄せていたが、やがて学校にも反政府勢力の魔の手が迫り……というあらすじ。一方、同時にシーズン7への伏線となる大統領就任式直前に黒い陰謀が影を差す。また悪役ジョン・ヴォイト(笑)。
今回初めて「2時間」という枠で物語を展開させたわけだけど、だからと言っていつもより頑張って火薬多めなアクションになってたとか、展開が性急だったとか、そういう意味で尺を意識させられることがなかった。あくまでシーズンの中の2時間を見せられたような、そんなスタンス。元々映画並みのスケール感で常に勝負していこうというドラマだから、そういう意味ではブレてなく、『24』節を存分に味わえた。
けど、2時間だけ見せられてもやっぱりもぞもぞする。やっぱり24時間を通じてあーだこーだやきもきさせられるのが楽しいわけで。一時映画化も囁かれた『24』だけど、結局未だ作られていないのはその醍醐味を味わうことができないからだと、制作陣もこれを作ってみて再認識したんじゃないか。
だから本作はシーズン7への、「豪華なお通し」といった感じ。でも、こんなお通し作れるのも『24』だけ。