どうしてもキャラクターモデルはバンダイ、コトブキヤと比べてしまう。
価格やギミック、作り易さなどの点で、だ。
だが考えて欲しい。これは「ボトムズ放送当時のキットのアップデート版」ということだ。
要するに83年のキットに追加パーツがついた物ということ。
今のMGやスパロボのプラモと比較する方がおかしいのだ。
当時も今もウェーブはガレージキットメーカーであり
これは「インジェクション成型のガレージキット」だからだ。
当然作るのにある程度の技術が必要となる。
今のプラモのように「接着剤いらずで成型色もばっちりパチパチ組めば設定通り」などではない。
またタカラからのライセンス生産のため高額化している。
1/24コレクターやどうしてもトータスが欲しい人以外は無理することはない。
バンダイの1/20スコープドッグを作った方がいい。
キットの水準で言うならバンダイのキットの方が比べるまでもないほど優秀なのだから。
さてキットの話をしよう。
タカラ1/24タートル系のキットにアップデートパーツ、PF版トータスパーツをセットしたもので、
タカラ製キットで使うのは胴体、大腿部からヒザ関節、肩のみで
頭部、上腕から手首まで、腰部装甲、スネから下、武器2種、ギルガメス軍パイロットがウェーブ製。
なお、トータス製作に余剰となるタートルのパーツは削除されており組むことはできない。
プロポーションは60%以上を占める新規パーツのためなかなかまとまっている。
あとは好みで幅詰めなど施せばよかろう。
マイナス点は3つ
・アームパンチ機構が無い
これはトータスの該当パーツ削除と設定そのものが無いことが原因か。
・ソリッドシューターが無い
ターボカスタムに付属していたが今回付属の武器のように単独ランナーではなかったため。
新規金型で付属していたならばより高額化は免れなかっただろう。
ここまでは事情が酌めるが最後が問題。
・肩から上腕にかけてのラインがおかしい
明らかに肩のほうが大きいのだ。
これは先に発売した「PF版スコープドッグ」の設計流用の為だろう。
実際スコープドッグの肩パーツにちょうどいい大きさだった。
せっかく出すのなら専用設計して欲しかったものだ。
1/24スケールで今まで出ていない機体が手に入るというのは大きい。
また1/24コレクターならば上記の問題など取るに足らないことだろう。
納得のいくまで作りこめ、フィニッシュにもこだわれる味わい深いキットなのだ。