《「ふだんの趣味ってどんなものですか?」
「そうですね……読書ですかねぇ」
「最近読んだ中で一番面白かった本を教えてください」
「……『1Q84』とか」
「どんな小説なんですか?」
「村上春樹の最新小説です」
(そんなのわかってるって!)
日常にもしこんな会話が交わされた時,あなたは一言でいま読んでいる本を表現できるでしょうか? もし表現できないのなら,コミュニケーションがこの時点で断絶され,せっかくのフリに対して,あなたは「芸のない」人として見られてしまいます。》(98〜99頁)
恥ずかしながら,私自身,読書を趣味としながら,上記のような状態だった。そうならないように,筆者は,
《こういった状況に対して的確な表現ができるようにあらかじめ答えを用意しておくのがよいでしょう。》(99頁)
と具体的な方法をアドバイスする。
22歳をはるかに超えた人にとっても,一読に値する読書「論」である。