林業と森林の現代とこれからを比較的分かり易く解説した書。
養老孟司氏や立松和平氏のパートは、
具体的な例を挙げながら、これからについて分かり易く現実的に書いており、
読み物として楽しめるし、語られている物に対して非常に興味が湧く、
しかし残念ながらこの2人のパートは極短い。
天野礼子氏は具体的と言うか、取材レポートになっており、
現実という視点ではそれはそれでいいのだが、
内輪褒めがに鼻につくこと、この辺を上手くぼかせばよかったのに、
穿った物の見方をする人から見ると、
これは、何らかの大きな力が世論を誘導しようとしているな。
と捉えかねない、
確かに文章で周囲を動かしていくのはアリだと思うし、
文章を発表する以上は少なからずソレが目的であろう、
しかし、ソレが鼻につくと…逆効果どころか反感を買いかねない、
その辺の技術に欠けているのは惜しいというか痛い。
更に、その点と読み物でありながら数字の羅列や、
一般人を突き放したような一方的な説明が多く読みにくい部分が多い。
養老氏と立松氏をメインにしたらよかったのになと思う。