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204号室の恋 (ディアプラス文庫)
 
 

204号室の恋 (ディアプラス文庫) [文庫]

砂原 糖子 , 藤井 咲耶
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

アパートの二重契約で、九つも下の美大生・片野坂と同居する羽目になった柚上。短期間だからと仕方なく始めた同居生活だが、几帳面な柚上は片野坂の大らかで人懐っこすぎる性格に苛々して仕方がない。新しい職場にもとけ込めず我慢も限界に達したある日、柚上は八つ当たり気味に片野坂に酷い言葉をぶつけてしまう。だが、それ以来開いてしまった片野坂との距離を、今度は寂しく思い始め…?年下攻同居ラブ。

登録情報

  • 文庫: 267ページ
  • 出版社: 新書館 (2006/12/8)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4403521495
  • ISBN-13: 978-4403521492
  • 発売日: 2006/12/8
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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23 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
叙情派エロ 2006/12/13
形式:文庫
描写が上手いとか、キャラが立っているとか、ストーリー展開が面白いとか、色んな特長の影に隠れてあまり言われませんが、

砂原作品のエッチシーンは、けっこう、かなり、すぐれていると思います。

BLのエロ描写には「濃い」「強烈」「激しい」などの形容詞がつきがちですが、砂原製エロは「しみじみ」なんですね。

心に染み入るいやらしさというか。一見地味に見えてあとからじわじわ来るエッチ、みたいな。叙情派エロ(?)

もちろん、ストーリーもとてもよかった。ワンパターンを避けながらも、BLの王道を外さない努力は毎回すごいと思います。

主人公カップルのどちらかが女性との結婚に絡む話はありがちですが、本作はひとひねりしてあります。

女の子がイヤな女じゃないのもいい。彼女も幸せになってほしいと自然に思えました。

この結婚のエピソードを基点に了の印象がぐるりと回転します。

天衣無縫な芸大生から「一人ぼっちで生きてきた青年」へと、鮮烈にイメージが切り替わるのが読んでいて気持ちよかった。

書き下ろしの、思い込みによる誤解とすれ違いという王道設定も、展開に無理がありません。

「いくらなんでもコミュニケーション能力低すぎでは!?」とつっこむ必要もなく、「こういうことってあるよね」と深くうなずいてしまいました。

信楽焼のタヌキがコミカルで温かい手触りをストーリーに与えて、いい味出してます。

次はユキヤのお話でしょうか。期待してます。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By YUHKI
形式:文庫
実は砂原作品は最近出逢ったばかりでまだ数冊読んだばかりなのですが…。
この方の作品は好きです。内容は勿論面白いですが、何より構成、ストーリー展開に無理がない。作家さんによっては、かなり強引に話をもっていきがちな方も結構多いように感じます。だから時々イライラさせられることもある。こんな主人公の心の動きは有り得ないだろう!とか。何か自分のストーリー展開に固執する余り、人間心理や行動を無視して強引に話を作っていこうとする。例え必要部分を端折ってでも。そういう作品を読んでいると何故か無性にイライラさせられることが多いです。しかし砂原作品にはそれがない。本当に自然体で話が進んでいく。地に足が着いている感じがします。それぞれの登場人物の行動に納得がいくと言うのでしょうか。あ〜、この人ならこう考えたり動いたりするかも…、と言う風に納得してしまいます。でもこの納得感って結構大切だと思いますが…。それぞれの登場人物の行動にドキドキハラハラさせられても、不快感がない。それは話に無理がなく、自然体で流れていくからだと思います。BL作品は普通以上に、或意味奇抜感を狙っているような作品が多いように感じられます。それはそれで良いのですが、その余り作者の独り善がりが目に余る作品も多いように思われてなりません。やはり一文字ずつ一言ずつコツコツと、と言うのがあらゆる作品の基本ではないでしょうか。話の詰め方自体の方法論とでも言いましょうか?砂原作品はその基本が感じられます。そんな作家さんは意外と少ないです。今後の更なる御健筆をお祈り申し上げております。
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By かじ
形式:文庫
本を手にとってわくわくした気分でページをめくると、どしょっぱつにでっかい「たぬき」のイラスト。酒のとっくりを下げた、陶器屋の店先でよくみるあいつ。
BLなのに何で「たぬき」???

でも、そうなんです。これはまさしく「たぬき」が取り持つ恋のお話でした。
生真面目で不器用な年上の柚上と9歳も年下の素直で頼れる美大生の了。
ボケてるのかあざといのかわからない80歳の大家のおばあちゃんのせいで二重契約となってしまい、アパートの204号室で意に染まぬ同居を始める二人。

自分の気持ちをうまく伝えられない二人がすれ違いながらも「たぬき」の助けをかりて、徐々に素直になっていく過程が、ほのぼのとして、くすっと笑えて、とても素敵な恋物語となりました。
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