「日本は破綻する」
こういう説の本をこの方はいったい何冊出すのだろうか。この人の予測が正しければすでに日本は2003年に破綻しているはずだけど。
まあ日本破綻論を展開する人はこの人だけではない。数え切れないほどの国家破綻論者が日本には存在する(あの橋下知事もその一人)。別に国家破綻を論じるなと言うつもりはない。しかし、彼らは「予測を外れたことを恥じない」という性格の持ち主のようだ。この浅井氏もその一人。なぜ外れたかの検証もしない。
しかしそれでも多くの読者はそれをとがめようとしない。最近ではネット上で「国家破綻はありえない」という意見も市民権を得つつあるようだが、それでもまだまだ「日本破綻論」の牙城を崩すまでにはいたっていない。それはやはり日本破綻というインパクトの強さに原因があると思う。誰だってあたってほしくない予測だから。「予測が当たらなかったではないか!」と声高に批判する読者はそうはいないのだ。
だから破綻論者の皆さんは安心して破綻本を書き続けることができる。そういう意味ではこの日本破綻本というのは最強の商品であると思うのだ。そういう意味で星3つ。
財政危機宣言から14年5ヶ月。あのときと比べて国債金利が2%ほど低下している。つまりあのときよりも政府は国債発行しやすくなっているのだ。これを考えれば内容については1点も差し上げられない。
果たして、浅井氏が生きている間に日本は破綻するのだろうか。
私にはどうやら、浅井氏は日本の破綻を目にすることなく大往生を迎えそうな気がしてならない。