本書を使い、2011年40点で合格しました。
この本について私が感じた事。
【利点】
・一言で言えばわかりやすくまとめている。
宅建というものの概念を頭に叩き込むには非常に有用だと思います。
硬い表現を使わず、うまく理解しやすいように、また出題頻度が低いものに関しては思い切ってバッサリ省いています。
・派生の問題集が解説が丁寧
後述する欠点での「情報量の少なさ」ですが、本書の問題集は回答が丁寧でかつまとめられていてわかりやすく、また本書との互換性も高いので
使いやすかったです。
本書で足りない知識は、問題集である程度補完されるようになっています。
【欠点】
・とにかく圧倒的な情報不足と言わざるを得ない。
本書を完璧に理解してもしっかり点を取れる分野は宅建業法くらい。
権利関係、法令上の制限、税制・その他についてはこれでいいのか?と思ってしまうほど情報不足です。
「本書は満点を目指すのではなく36点を目指す本」という風に考えればこれでいいのかもしれませんが
本書を自信を持ってすべて理解した方でも、問題を解いて「?」というケースが多々みられると思います。
・あまり改訂している様子が見られない
宅建は法改正等によって内容がどんどん変わっていきます。
もちろんそれらのツボは抑えて改訂しているんでしょうが、それ以外の部分の理解させようとする部分、
つまり参考書としての「質」の部分があまり改訂されていない気がします。
例えば建ぺい率の計算。
2つの用途地域にまたがった場合の計算で、建ぺい率を求める際
ややこしい計算をしていますが、単純に総建坪÷総面積で簡単に出ます。
それを「ややこしい計算なので試験では後回しに」
みたいに書いてるのを見ると、この本は改訂していこうという気概がないのかと非常に残念になります。
・金儲けっぽさが前面に出ている
これは気にするほどではないのかもしれませんが、「死ぬほど楽しい」とか「最も売れている」とか大げさな表現
また派生商品のDVD等で「裏ワザ」と称し買わせようとする手法などは正直不快でした。
こんなとこに力入れるならもっと参考書の質を上げてほしいと思います。
総論
本書の特性をうまく理解して使えば、使える参考書だとは思います。
一言で言えば、「本書で宅建のおおまかな概念を理解して、足りない知識は問題集で理解していく」
というスタンスになるかと思います。
本書も謳っていますが、満点ではなく36点を目指す参考書です。
ちなみに余談ですが、私はこれだけだと不安でしたので本書と「パーフェクト宅建・要点整理」を併用しました。
こちらは要点整理なのにかなりよくまとまっており、らく宅問題集の超難問題も解けるような知識まで載っています。