正直に言って見栄えのしない本です。紙質も悪いですしデザインも古典的なスポーツ新聞的でおしゃれじゃない。ちょっと高いだけの他社の選手名鑑の方が選手の顔写真がカラーだったりして装丁も良く見えます。
選手データ以外の記事やデータは、選手の写真で埋まらなかった余白に詰め込んでいるので、何がどこに書いてあるのか全く分からない。はっきり言って検索不可能です。欲しいデータがあったら最初から最後までページをめくる覚悟が必要です。
でも、創刊以来毎号(2ステージ制だった時はちゃんと年2冊)買い続けています。
それは、上に書いたことの裏返しとも言えますが、詰め込みすぎとも言えるデータ量。他誌と違って読み物的な記事は殆ど無く、純粋な資料に徹しています。それと、ちょっとしたことなのに凄く便利なのが巻末の選手索引。移籍の多いJリーグで「そう言えばあの選手は今どこにいるんだっけ?」とか覚えていられません。シーズン前の移籍がまだ頭に入っていない開幕当初も良くお世話になります。どうして他誌が真似しないのか謎です。
選手のプレースタイルも頑張って書かれていますが、システムが複雑化した現代サッカーでは「どんな選手?」と言う問いに簡潔に答えるのは難しいことが分かります。登録ポジション(GK、DF、MF、FW)も殆ど無意味になってます。この辺りは他誌も含めて今後の工夫を求めたいです。極端に言うとサッカーゲームの攻略本のような表記の方が分かり易かったりするのではないでしょうか。
最後に、たまに明らかな誤植があります。気が付いたので連絡しようと思ったのですが、日中の電話でしか応対しないようなのでやめました。マスコミに限らず、悪戯や悪意のコメントが増えるのでネット経由では問い合わせが出来ないという会社が多いですが、未だにそんな事で良いんでしょうかねぇ。