Mファンとして日本一は喜ばしかったけれど、じつは先に出た『
千葉ロッテマリーンズ オフィシャルDVD 2010 「和」の結実 逆転日本一への軌跡!』は訳あって購入していなかった。だが、まさか(失礼)こんなに充実した総集編が追っかけてくるとは、嬉しい誤算。
第1戦から、見どころを丁寧に収録している。
とくに第7戦は、テレビ中継の実況音声をふんだんに織り込み、じつに80分近い大ボリュームでガッチリ収録。7戦全てを紹介しても1時間未満でおしまい、という某Gの作品を引き合うまでもなく、十分すぎるカタルシスに酔える。
惜しむらくは、実況がややD寄りテイスト。まぁ名古屋のテレビ局だからしゃああんめぇ。
第7戦ではもう“ふたつ”、惜しむらく、がある。
まず、80分のコンテンツがまるまる1個のチャプター(!)になっている。これではせっかくのチャプター機能がまったく無意味だ。1〜6戦も各々1チャプターだからそれと合わせた、のだろうが、10分と80分を同列の扱いとは、流石に無理があろう。
もうひとつは、ハイライト中のハイライト、決勝タイムリー三塁打を放った岡田のガッツポーズが“空振り”している(辛うじて映ってはいるがアングルやタイミングが悪すぎる)こと。残念!
自分はMファンだから満足できたが、立場を変えてD党の気持ちになって見ても、そりゃもちろん結果は悔しいけれど、快打好守などの素晴らしいシーンや、監督・選手の試合後コメントがかなりしっかり収録されている。だから、“下剋上”を食らったというだけの理由で本作を敬遠する手はないのでは、と思う。
要は、球史に残る激闘死闘も、相手チームがいて、その相手に対するリスペクトがあればこそ、真の名勝負として語り継がれるだけのものになるのだと思う。だから本作は、どちらのファンであっても、互いの健闘を称え合いつつ、力の入った好勝負を堪能できるだろう。
このへんの作りや扱いも、某Gとは大違いだ・・・。