「完択」の最大のウリは、コンパクトにまとまった図表だろうと思うが(民法が代表例)、刊行間もない下3(4)法については、まだこの長所が打ち出せていない。図表は少なく、特に民訴については余計な記述が長く、いたずらにページ数を増やしている。まるでC-BOOKを条文順に並べ替えたかのごとく、とにかく記述が長いです(この要領で完択民法を作成したら、おそらく現行本の倍のページ数になるでしょう)。
また、逐条六法だから逐条ごとに条文の解説をしないと意味がないと思うのだが、各章の「総論」部分にまとまって解説がなされており、各条において解説が省かれているなど、使い勝手がよくない。
極めつけは、条文の「漏れ」がある。なんと、73条が抜け落ちています。逐条六法のくせに条文が抜けているとは、致命的ではないか?出版前に校正していないのだろうか・・・
全体に、完成度低いです。あと数回、版を重ねれば、洗練されてくるかもしれませんが・・・