ブラック・ミュージックというと、著者のことだからソウル中心の選盤かと思いきや、冒頭からアフリカ音楽の紹介です。ソウルやブルーズを聴いていても、アフリカの音楽を聴いているという人は、自分を含めてまだまだ少ないのではないかと思います。
アフリカ音楽のパートも、自分にとっては初めての名前ばかりで、読んだ直後は少しとまどいを感じました。それでも、その音楽に触れたときの著者の素直な感動が文章から伝わってきて、もし近所のCD屋に置いてあったら即買ってしまいたくなりそうな気にさせられます。
ジャンルや地域にとらわれずに「いい音楽」を追求する著者の厳選ガイドですから、あまり音楽に詳しくない自分にとっては、本書は音楽の幅を広げるのに役立つ一冊となりました。