基軸通貨、アメリカ経済、ユーロ、日本は生き残れるか、というテーマ毎に、新聞報道を振り返り、
浜氏・高橋氏がコメントするスタイルのマクロ経済分析本。
世界各国で、銀行、保険会社、主要メーカー(自動車等)が国有化されているが、
信用収縮の凄まじい勢いに対して外国資本や外国人労働者を排除する「自分さえ良ければ」型の政策
がとられれば、デフレが進行し、大恐慌が来るぞという内容。切れ味さわやかで、わかりやすい。
日本ばかりでなくイギリス等も、伝統的小売店街がシャッター通りと化し、どこにいっても同じ
大手流通店がショッピングモールに並ぶことに対して、大店法等の規制緩和が行き過ぎたと批判。
同じく、規制緩和をして金融立国をめざした政策も、バブルを生み出しただけで、やっぱり、
「モノ作り」が大切だとくくる。
しかし、大型ショッピングモールを希望したのは我々消費者で、シャッター通りは規制緩和が原因では無いだろう。
また、当時、日本は金融が遅れていて産業の発展を阻害していると言われていなかったか?
現在をわかりやすく切り取った分析はすばらしいが、これからの処方箋が、
日本の伝統技術生かした「モノ作り」とか
具体性のない「マイクロ・ファイナンス」
世界共通通貨体制を構築する
というのは、正直、よくわからなかった。