この映画が出来て既に40年以上経っている。しかし 今見ても新しい。
SF映画というジャンルがある。SCIENCIFIC FICTIONという意味だ。スターウォーズという記念碑的な映画が1977年に出来てしまって以来 SF映画というと 宇宙での戦いのような方向性に進んでしまった。
確かジョージルーカスは スペースオペラという言い方をしていたと思うのだが ある意味でルーカスは正しい。スターウォーズはSCIENCIFIC FICTIONというよりは むしろロードオブザリングなどの活劇の系譜の上にあると思う。
SF映画というと この2001年宇宙の旅こそが 保守本命だ。何といってもSCIENTIFICという点で この映画の先進性は40年前には驚異的であったろうし 今なお驚嘆できる。
この映画がかように長生きしてきたのは 科学的な延長上に哲学を持ってきた点にある。もちろん その哲学のおかげで 多くの人を遠ざけてきたことも確かだ。僕も中学時代にリバイバル上映に友人を誘って その友人を退屈させてしまった記憶がある。
ある意味で この映画は見る人を選ぶような趣がある。「退屈して頂いても 結構です」といわんばかりの 雰囲気もある。そんな とんがり方が40年という長命の原動力なのだと思う。
SF映画というジャンルを試みたい人は まず この映画を見て頂きたい。この映画に匹敵するSF映画は「惑星ソラリス」くらいしか 思いつかない。