宇宙へ進出した人類の物語、その1コマ1コマを短編で描かれています。
この新装版1巻では、太陽系に進出し、恒星間航行の入り口まで来た辺りです。
『2001年宇宙の旅』のオマージュや、作者お得意の米ソ冷戦の宇宙版。
アステロイドベルトで遭難した船からの脱出劇に、恒星間をなんとしても渡ろうとする、その様々な試み。
そして最後は、太陽系外の反物質の星エピソードと、内容は濃いです。
過去アニメ化されたり別の短編集で収録された作品も入っているので、星野ファンは「いまさら」かもしれません。
なので星野之宣作品は見たことないけど、SF大好き!という方にオススメします。
絶!オススメの★5つです!
かなり前のものなので時代的な古さ(科学考証)はありますが、それを感じさせないSF魂があります。
なにより、人間がしっかり描かれているところが良いです。
基本だけど、ここハズした作品がいかに多いことか…。
◎お気に入りの1コマ
P98.下段、『宇宙の孤児』ラストのコマ。
希望とも絶望ともとれる画ですが、人間の、というより生物の
「生きよう、前に進もう」という姿を現しているようで、たまらなく好きです。