始まって間もなく、自身の博報堂社員時代の、
苦い「異動」の経験が書かれている。
ダイエー樋口氏の著書(愚直論)とシンクロする部分。
望みどおりの「適性」に合った場所に配属され、
イキイキと働く同期社員。焦る自分。
目の前の基本的な業務さえこなせないさらに惨めな自分。
そんな経験を持った人には、著者のこんな言葉は
胸に響くのではないか?
配属時の不満や不安を正直に語る人は意外に少ない。
「苦労はしたけれど勉強になった」と、どこかきれい事になっている。
全くその通りだと思う。
この本を読み進めれば、何度となくこんな「心に響く言葉」
で出くわす。著者の実体験をもとに書かれているので、
説得力もある。
「そうそうそういう実感、オレにもあるよ。」という感想を、
何度も持つであろう。特に20代〜30代前半の「若手社員」は。