タイトルは「20代で身につけたい質問力」ですが、どの年代でも共通するコミュニケーションのありかたについて改めて問題提起をされた気がしました。
本書を読んで、質問力とは、'@自分を変える力、'A自分と他者の関係を変える力であると感じました。こうした力は、変化の激しい現代のビジネスシーンにおいて、ただ一つの正解を求めるのではなく、他者との「対話」を通して多面的な視点から問題解決に取り組むために必要な力であると著者は言います。
「自分を変える」とは、当たり前を疑い、自分のとらわれている前提に気づくことで、自分と相手との意見や価値観の相違を認識し、それらを変化させるプロセスのことです。質問をすることによって、自分ひとりでは考えつかなかった視点を得ることができ、問題解決の本質に迫ることができるのです。
「自分と他者の関係を変える」とは、質問をすることによって、相手をエンパワーし、よりよい関係構築を促すことです。指示・命令型の意見ではなく、支援・助言型の質問をすることによって、一緒に考えるという姿勢を示すことができ、
チームとしての力も向上することができるのです。
本書は、質問によって、いかに自分自身が変わり、人とのつながりを得ることができるか、その大切さを示してくれました。