会社である一定以上の地位に行こうとすると、自分の意見を社内に通せるかどうかが大切です。
大きな組織になればなるほど各々の役割分担がキッチリしているため、
個人の感覚だけでは他人には理解されにくく、説得するのは難しくなります。
それが取引先などの別の組織の人間であればなおさらです。
そこで共通認識である数字を如何に上手く使うかが大切になってきます。
本書はその数字を"ビジネスに落とし込む"という概念を説いたビジネス書です。
具体的なデータ分析方法等はほとんど載っていません。
平均値の問題や囚人のジレンマ、期待値など、
どこかで既に耳にしているようなありきたりな内容に終始している印象です。
基本的な事を分かり易く、丁寧に書いているとも言えるのですが。
入社してすぐの若手ビジネスマン向けだと思います。
20代後半以上の人が読むと、少し内容に物足りなさを感じるかもしれません。
(「平均値の誤謬」を避けるために中央値、最頻値も見るべしという筆者の教えは、
データに騙されやすい現代人必携の知識だと思います。)