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20世紀SF〈2〉1950年代―初めの終わり (河出文庫)
 
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20世紀SF〈2〉1950年代―初めの終わり (河出文庫) [文庫]

レイ ブラッドベリ , フィリップ・K. ディック , リチャード マシスン , ゼナ ヘンダースン , ロバート シェクリイ , 中村 融 , 山岸 真 , Ray Bradbury , Philip K. Dick , Robert Sheckley
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

英語圏SFの名作を年代別に集大成したアンソロジー・シリーズ第二巻! ブラッドベリの表題作、フィリップ・K・ディックの初期の名作「父さんもどき」他、SFのひとつの頂点・黄金の50年代より全14篇。

内容(「BOOK」データベースより)

英米SFを年代別に集大成!第2巻は一大SFブームがおきた1950年代編。電化製品があふれる一方、核実験が繰返された時代、SFは質・量ともに充実し、ひとつの頂点を迎えた。庭の芝生で老夫婦が空を見あげて待つものは…過去への郷愁と未来への希望を描いたブラッドベリの表題作、時代の不安が色濃くただようディックの初期の名作ほか、黄金の全14篇。

登録情報

  • 文庫: 501ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2000/12)
  • ISBN-10: 4309462030
  • ISBN-13: 978-4309462035
  • 発売日: 2000/12
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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By yukkiebeer #1殿堂 トップ50レビュアー
形式:文庫
 リチャード・マシスンの「終わりの日」を初めて読んだのは「SFマガジン 64年9月号」掲載の日本語訳でした。物語展開の衝撃とラスト・シーンの息をのむ美しさとを鮮明に憶えています。

 天体異状によって地球最後の日を迎えつつある人類。青年リチャードと仲間たちは「最終日」をセックスとドラッグに溺れながら、絶望に駆られてただひたすらなまでにふしだらに生きようとする。しかし、最後の最後にリチャードが共に時を過ごそうと考えた人物がいた。その人物とは…。

 マシスンが描き続けたテーマは、自分は一体誰なのか、そしてその自分という手応えを確かに感じるには一体どうしたらよいのか、ということです。換言するならばマシスンは、「生きてある」と思っていた自分がひどく脆く不確かなものであるということを知った時の言い知れぬほどの不安と恐怖を、執拗に我々に突きつけてきました。

 「終わりの日」でも、地球の滅亡によって歩んできた人生が無に帰する事態を目前にして、主人公は自暴自棄へと突き進んでしまいます。しかし、自らの人生を否定するのは地球の滅亡ではなくて、投げやりに生きる主人公の決意そのものであることをマシスンは語りかけているのです。ささやかであっても大切に育んできた自らの人生を自らが否定することの醜悪さこそを私たちは一番に恐れるべきなのです。
 
 この作品には、自分が確かに生きていたという実感を与えてくれる「人物」が登場します。同じような人物が読者の隣にもいるかもしれないということ、そしてそのことのありがたさを知らせてくれる物語でもあります。

 主人公に自らの名前を与えたことからも、作者が強い思い入れを持ってこの短編にのぞんだことが読み取れます。

 手元にある旧訳に比べて本書収録の新訳はより洗練された日本語になっています。この作品を本書に収録する決断をした編者、そして新訳に取り組んだ訳者に拍手を送りたいと思います。

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形式:文庫
古典的な「ひる」に「終わりの日」と名作ぞろいだが、個人的なベストはゼナ・ヘンダースンの「なんでも箱」。子供の「ときめき」を描かせたら右にでる者がいない著者の代表作だが、日本ではこの作品を収録した短編集が絶版になり、今ではこのアンソロジーでしか読むことができない。

 他にもこのアンソロジーでしか読めない作品が収録されおり貴重な一冊。
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12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
終わりの日 2003/3/6
By ishii-k
形式:文庫
「終わりの日」、これを読むためだけにでもこの本を買っても良いと思います。前半と後半の描写のコントラスト、それがラストシーンの美しさを際だたせています。
また、本書のサブタイトルになっている作品「初めの終わり」は、スペースシャトルの事故の後に読み返してみましたが、最初に読んだときとはまた別の重さを持って迫ってきました。

他の作品も良いです。

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