ヒドイ本だと思う。巻末の参考文献を見ればわかるように、この本のそれぞれの章に書かれたことのずっと詳細が、参考文献になった本にすでに書かれているのだ。もちろんどんな評論や歴史本も参考にする本があるが、安易にその縮約文みたいなものは書いてはいけないわけで・・・ファッションだけでなく、美術・デザイン思潮も絡めて論じることで新奇さを出そうとしているが、それだってすでに書かれていること。何も新しさがなく、ただ他人の研究の上にのっかった本。これってアカデミズムの世界で、アリのことなんですか?
あと当時のファッション雑誌などの一次資料に当たってないのが明白なのもイタい。研究ではなく、お金儲けのために簡便で読みやすい本を書いた、って感じかなあ。以前から雑誌や新聞に書いていた文章もそうだけれど、鷲田清一そっくりだったり、柏木博そっくりだったり、この人の論点てイタすぎるよ。参考文献だけ、コピーしてそっちを買ったほうが、ずっと楽しめるし、深い知識が得られます!