同社が毎朝8時半から開く早朝会議は、1時間で40~50の項目を処理する。1つの議題にかける時間は最長で2分。即断即決できる根底には、「川があるなら飛び込め」という精神がある。向こう岸に渡れば成功を手にできるのなら、橋を探したり、どうしようかと考えるのではなく、とにかく飛び込むという考え方だ。複雑に絡み合った問題も分解して細かく小さくしてから判断することも重要。会議で決定した仕事は、必ず締め切りを設定する。仕事のスピードを上げるには、「いつでもできる」という状況を意図的になくす必要があると著者は指摘する。
会議の議事録は、30分後には全社員のパソコンと携帯電話に送信する。同じ情報を深く知れば知るほど、人は同じ判断をし、同じ結論に達するようになるからだ。毎日12時半からの2時間は「がんばるタイム」。私語や電話を禁じ、机に張りついて仕事するよう促す。
同社は18年間で、社員数はほぼ同じながら売上高は5倍に増えた。原則として残業禁止の同社には、業務を素早く、効率的に仕上げるノウハウが確立されており、参考になる点が多い。
(日経ビジネス 2005/06/06 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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18年連続増収増益を続けている実績を背景にした社長の言葉には重みがあり、次のような目次のタイトルを見ただけでも、刺激的な内容が想像できます。
曰く、「根回しする会議はいらない」「会議は社長と社員のしのぎあいだ」「人事と給与明細以外はすべてオープンにする」「残業して売上を上げても意味はない」。かと思えば、私語・電話も一切禁止で仕事に集中する「がんばるタイム」を毎日2時間設定したりもしています。
自信の経営手法を披露している著者ですが、最近、ちょっとした失敗をしてしまいました。
それは、著者が書いていた「吉越浩一郎の革命社長日記」というブログ上でのできごとです。渡辺淳一のファンであると書いたことが波紋を呼び、ブログに大量の抗議文が書き込まれました。あんな作家のファンが社長をやっている会社の下着なんて買いたくない、不買運動してやる! と罵詈雑言の嵐。
渡辺淳一が女性からどのように見られているかをよく考えずに書いてしまったようです。
でも、さすがスピード経営を進める著者です。すぐにお詫びの書き込みを行い、ブログを終了してしまいました。
「間違えたら改めればいい」という社長の前向きな声が聞こえてきそうな事件でした。
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