ずっと勘違いしていましたが、「著作権には著作人格権と著作財産権がある」のではなく、「著作者の権利には、著作人格権と著作権がある」のですね。
といったように、著作権についての解説をネット上で調べようとすると、私のように一見正しい解説に惑わされてしまうわけです。その意味で、本書のように法律の知識がない人を前提に、しかも2ちゃんねるという身近な題材で解説してくれる本に、はじめて出会いました。電車男やのまネコといった書き込みに著作権があるのかないのか、といった題材は読んでいてとてもためになります。
また、2ちゃんねる管理人のひろゆきと弁護士の牧野和夫氏、それに編集者のかけあいが漫談のようで面白かったです。爆笑は2回、にやりとさせられる場面が何度もありました。著作権の基礎が楽しく学べる本だと思います。
ただし、この本はあくまでも2ちゃんねるを題材にしているため、レコードや映画、放送といった、いまもっとも変化しようとしている分野についてはあまり説明がありません。その意味で、★を1つ減らして★★★★とします。