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1Q84 BOOK 3
 
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1Q84 BOOK 3 [ハードカバー]

村上 春樹
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (270件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

1949年にジョージ・オーウェルは、近未来小説としての『1984』を刊行した。

そして2009年、『1Q84』は逆の方向から1984年を描いた近過去小説である。

そこに描かれているのは「こうであったかもしれない」世界なのだ。

私たちが生きている現在が、「そうではなかったかもしれない」世界であるのと、ちょうど同じように。

内容(「BOOK」データベースより)

そこは世界にただひとつの完結した場所だった。どこまでも孤立しながら、孤独に染まることのない場所だった。

登録情報

  • ハードカバー: 602ページ
  • 出版社: 新潮社 (2010/4/16)
  • 言語 日本語, 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 4103534257
  • ISBN-13: 978-4103534259
  • 発売日: 2010/4/16
  • 商品の寸法: 19.4 x 14.2 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (270件のカスタマーレビュー)
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135 人中、112人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 小説は何のために読まれるのか, 2011/1/28
レビュー対象商品: 1Q84 BOOK 3 (ハードカバー)
 雑誌に特集が組まれ、謎解き本が出版されなど、何かと話題の本作だが、
いくら細かく切り刻んだり結びつけたりしてもこの本がなぜこれだけ人気なのかを
説明できているわけではないと私は思う。
 これまでのレビューにあるように、女性の体の描写に不快感を抱く読者がおり、
文学の死を叫んだり、社会に対して襟を正せとどなったり、宗教を分かってない
などとこき下ろしたりとさまざまだが、この作品に求めているものが読者によって
異なっているということだろう。
 レビューにとらわれずに読んで、楽しんでほしいと私はお薦めする。★5つの
レビューが参考にならなかったと切り捨てられることが多くとも、あえて減点無し
でお薦めしたい。迷っているのなら読んでみたらどうだろうか。

 この小説は創作であり、著者が有名だからという理由で比較対象とされる現実の
物事に対する配慮や正確性を求められる必要はない。性的な表現もいつもの村上氏
の味だ。主人公はクリーンである必要はなく、対抗する宗教団体も「悪の組織」で
なければならない理由はない。読む側がそこに個人的な規範を持ち込むから、その
ように不ぞろいな反応が起こるのだ。
 あわせて千数百ページの長編を概観することは不可能だが、この物語を通して
作者が語りたかったことのひとつはこうだと想像する。現実社会が実は曖昧で不安定
であり、人々は揺るがない(ように見える)枠に自ら入り込んで生きたがり、その中
で正しいと思われた価値観が、枠の外では反社会的であったり、違法であったりする。
それを描くことで、人々は社会の成り立ちの不確かさや目に見える物事の裏に隠された
「深み」に思いをはせることができる。文学的であることは、公平公正で正義を身に
まとい、理想を標榜することとは無関係だ。まして、勧善懲悪的な構図やスリルを
演出することとも違う。
 ストーリーに入り込んで楽しめたこと以外に私が面白いと思ったのは、著者本人の
ものと思われる哲学的な認識が登場人物によって語られていることろだ。特にBook1の
第22章にある「時間と空間と可能性の観念」を人間が脳の発達によって獲得したと
いう記述とそれに続く説明については私の考えに近く、納得したところだ。

 全体を通してヤナーチェック作曲の「シンフォニエッタ」が登場する。この曲を私は
高校の頃、実際に演奏したことがある。Book1の冒頭にこの曲が登場したとき、その
重厚な響きを頭の中で蘇らせることができたことも、この小説に入り込むことができた
要因のひとつだろうと個人的に思っている。もちろん、この作品に登場するいかなる
曲や文学作品に触れたことがなくても、ストーリーを、とりあえず目の前に広がった
現実として読み進めれば、最後まで飽きることなく読み通してしまうことだろう。

 小説は解釈より「ノメリコミ」が大切!読み進めている最中の気持ちが大事だ。
ストーリーを追体験してつかの間の楽しみを得るためにこそ小説は読まれるべきだと
私は思う。
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151 人中、119人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 さて、どっちの声に耳を傾けるか..., 2010/7/17
レビュー対象商品: 1Q84 BOOK 3 (ハードカバー)
つい先ほど、Book3を読了。
う〜〜む、僕の頭の中で相反する二つの声が交錯してる。

【右脳からの声】
エンターテイメントとして、手放しに面白い。こんな荒唐無稽な話を、よくぞここまで完成した筋書きに仕上げられたものだと感嘆する。
相変わらず文章や表現力も素晴らしく、並みの作家と一線を画すことは素人にもわかる。
厚目の3部作を苦もなくスラ〜っと読めた。流石は稀代のストーリーテラー。

【左脳からの声】
確かに話としちゃすごく面白いんだけど、いま頭に残る「だから何なのよ?」的な余韻は何だろう。
もしこれが、ずっと若い期待の新人のデビュー作品でもあれば、「これからの作品が楽しみだ〜」ときっと素直に喜べただろう。
しかし、著者はノーベル文学賞の候補にも名が挙がる日本を代表する作家だ。
既に還暦を過ぎて円熟の極みにあるはずの著者の最新作がこれかと思うと、「そりゃちょっと違うだろう〜!?」と、僕ならずとも感じるはずだ。
バカ売れしているアメリカの娯楽映画を観た後の、長続きしない感動にもどこか似てる。

自分の中でどちらの声に決着がつくかもうちょっと冷却期間が必要だけど、どうも左側が優勢だ。
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57 人中、45人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 BOOK3に帰結しているとは思いたくない, 2010/6/13
レビュー対象商品: 1Q84 BOOK 3 (ハードカバー)
はっきり言って酷い、と思った。
1,2で村上春樹が自分のポピュラリティをあえて逆手にとって挑んだようにみえた問題提起は全くなくなっていて、
何の展開も発展もない後日談がはっきり言ってだらだら続く。600ページも。
正直、途中からかなりうんざりしてきたのだけど、
もしかしたら最後になにかあるかと思って読み続けたら、最後までなにもなかった。
「もしかして話題になりすぎた1,2へのアンチテーゼとしてあえて駄作を提示したのか?」とか考えちゃったくらい。
いや、わかりやす〜いハッピーエンドで喜ぶ人もいそうですけどね。

1,2を書いた直後の村上春樹のインタビューで
「続きを書くつもりはまったくなかったけど、書き終わったら書きたくなったので続きを書き始めた」的なことを言っていたけど、それがこれ?
村上春樹はこの作品をセンチメンタルな叙情小説にしたかったのだろうか。

1,2で行われていた、自らが持っている長編作家としての「物語力」でもって
あえてポピュラリティな要素を取り入れ、文体スタイルを変えて挑み、
多くの人に届けようとしたもの、それがこのBOOK3に帰結しているとは私は思いたくない。1,2がかわいそうだ。
作家自身が、そしてほかの読者がどう思っているかはわからないけど。
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よく分からなかった人のためのスレ(ネタバレ) 4 2010/09/03
皆さんのレビュー 0 2010/05/27
楽しみです。 2 2010/04/08
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