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12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
春樹作品(の欠点)が集約されてるような……,
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レビュー対象商品: 1Q84 BOOK 1 (単行本)
結論から書くと、「またこのパターンかいな」と思える部分が非常に多い。 たとえば、 「ひとり暮らしで、まあまあの収入があり、友人は作らず、自分でささやかなご飯を作って食べ、音楽を聴いて過ごす……。なんでいつもあえて、そういう孤独な人ばかりなんだろう?」 と、ついつい思ってしまうのだ。 人並みにたくさん友人がいて、人並みに職場の同僚なんかとも関わって、人並みに家族とも普通に交流を持って……それでも孤独をかかえている人間、みたいな物語を、一度でいいので村上春樹で読んでみたいと思う。 人は人と関わって葛藤を乗り越えることで初めて大人になる、なんて説教じみたことは言いたくないけれど、人とほとんどかかわろうとしなくて、なおかつそんな主人公に都合よく理解を示してくれる編集者とか、色っぽい不倫相手なんかが現れるものなのだろうか? 甘いんじゃないか? 十代の頃は春樹作品を好んで読んでいたけれど、私なりに世間に揉まれてアラフォーになった現在では、「この小説では私は成長できないなあ……」と思ってしまう(別に小説に自分の成長を求めるわけではないけれど、それでも)。 それと、つくづく「女性」「若者」を描けない人なんだな、と思った。 若い女性があんな言葉遣いを? 「いまどきの若い女性」と「あばずれ」をイコールだと思ってるんじゃないか? 青豆とあゆみの会話を読んでいると、急に堅苦しい男性風になったり、あばずれになったり……。 特に青豆の、関西から来た薄毛の男性に対するものの言い方は何なんだろう。 若い女性がすべてあんなものの言い方をして、あんな行動をとるものだと、まさか春樹氏は信じていないだろう(と思いたい)が、小説家としてこれからも書いて行きたいのなら、一度しっかりと今の日本の人々に向き合った方がいい。 それも特殊な人々ではなく、市井の人々に。 それと、(特に日本の)女性の大多数は性行為というものをあんなに渇望していない。 そんなものがなくても淡々と楽しく生きていける女性の方が圧倒的に多いのだ。 どうもそのあたり思い違いしているみたいだ。 読んでいて不快感を覚える女性も多いのではないか。こちらも一度でいいから、そういうものとは無縁にしなやかにたくましく生きている女性の物語を、村上春樹で読んでみたい。……べつに村上春樹でなくてもいいか。 いろいろ不満を述べてしまったが、小説としては(少なくともBOOK1は)ハラハラドキドキしながら読めるような要素もあるので、★3つ。
109 人中、90人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
読んでみない訳にはいかないのがベストセラーの理由かな。,
By だふく "だふく" (石川県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 1Q84 BOOK 1 (単行本)
村上春樹作品は家内ともども大好きで全部読んで来たので、空前のヒットと聞けば買わずにはおれんということで購入し、読み終えました。著者ならではの話の論理展開が良く計算されている点は分かるのですが、読んだ後の何か心に残るものが無い感じはとても残念です。これまた著者独特の語彙の多さや小難しい表現に脳みそを動かし続ける事と、引き換えに得られるものが薄い感じ。(昼間にやっている海外メロドラマがくだらんと思いながらストーリーは気になって最後まで読んでしまう感じ) ファンなら先ず読んでみないと、という感じですが、本屋で立ち読みしてからなら買わない類の本です。(まぁ気付くのは2冊目の後半かも知れませんが) 初めて村上春樹を手にする方には、あまりお奨め「したくない」本です。 それと、余計なお世話かも知れませんが、かなり唐突で露骨な性描写が続くので、思春期の子どもさんをお持ちの方は一考の必要あります。
471 人中、385人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
常套句の文豪,
By ふくしん (東京都世田谷区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 1Q84 BOOK 1 (単行本)
あらかじめ申しておきますが、「面白い」と思う方の感想を否定はしません。ただ、常連読者以外の人が読んで、果たして面白いかどうか・・・。 読んでみると、意外と「常套句」が多いことに驚きました。 きっと、村上氏の魅力は、そういうところにあるのでは無いのでしょうね。 情交場面の描写にしても、陳腐な18禁ゲームのテキストのようにしか思えませんでした。 きっと、村上氏の力量は、そういうところにあるのでは無いのでしょうね。 僕が言えることはただひとつ。 ブームに乗じて読んだ方が、無理して「面白い」という必要はありません。 だから、僕自身もハッキリ言います。 まったく面白いと思えず、BOOK1でやめました。
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