1983年〜89年の世界スポーツカー選手権の総集編。どの年のDVDもなかなか見応えがあり面白いですが、個人的には83年のレースがなかなか面白かったです。ランチャLC2の格好良さ、又速さでも目を見張るものがありもう少し熟成すれば後年も面白い展開になったのではないかと思いました。又、この年にはニュルブルクリンク旧コースでの最後の世界選手権も収録されており、南アフリカキャラミサーキットの最終戦に出ている意外な国産車には驚かされました。87年の選手権はポルシェの牙城が崩れジャガーの時代となり、88年はワークスポルシェ最後のル・マン挑戦とジャガー・メルセデスの対決、89年はスプリント中心の構成でメルセデスが他を圧倒し、王者ジャガーに代わりニッサンR89Cが随所で活躍するのが目立ち始めるなど時代の流れをこの7年間で感じ入ることが出来ます。ポルシェ956/962Cというプライベーターでも優勝が狙える市販レーシングカーが勝てなくなるとともに、FIAのF1至上主義による弊害もあり急速にスポーツカーレースは衰退していきますが、改めてポルシェという車の偉大さを認識し、スポーツカー耐久レースの世界選手権のない現在が残念でならないと感じました。又、84年チャンピオンの、ステファン・ベロフの早すぎる死も改めて大きい損失だと感じました。値段が高めで又外国の会社の編集で独特の雰囲気がありますが、マニアには資料性の高い価値ある買物と思われます。