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1973年のピンボール (講談社文庫)
 
 

1973年のピンボール (講談社文庫) [文庫]

村上 春樹
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (61件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

僕たちの終章はピンボールで始まった
雨の匂い、古いスタン・ゲッツ、そしてピンボール……。青春の彷徨は、いま、終わりの時を迎える
さようなら、3(スリー)フリッパーのスペースシップ。さようなら、ジェイズ・バー。双子の姉妹との<僕>の日々。女の温もりに沈む<鼠>の渇き。やがて来る1つの季節の終りデビュー作『風の歌を聴け』で爽やかに80年代の文学を拓いた旗手が、ほろ苦い青春を描く3部作のうち、大いなる予感に満ちた第2弾。

内容(「BOOK」データベースより)

さようなら、3フリッパーのスペースシップ。さようなら、ジェイズ・バー。双子の姉妹との“僕”の日々。女の温もりに沈む“鼠”の渇き。やがて来る一つの季節の終り―デビュー作『風の歌を聴け』で爽やかに80年代の文学を拓いた旗手が、ほろ苦い青春を描く三部作のうち、大いなる予感に満ちた第二弾。

登録情報

  • 文庫: 192ページ
  • 出版社: 講談社 (2004/11/16)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062749114
  • ISBN-13: 978-4062749114
  • 発売日: 2004/11/16
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (61件のカスタマーレビュー)
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32 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 青春の哀しみはもう理解できない, 2009/6/2
レビュー対象商品: 1973年のピンボール (講談社文庫) (文庫)
二十数年ぶりに読んでみたものの、理解不可能なまま終わってしまった。
大人になればもう少し理解できるのかな?と思ったけど、若くなくてはわからないこともあるのだということを知った。
大学生でこの本に初めて出会った時に、あまりに気障な文章に生理的嫌悪感を感じたものだけど、やはり今読んでも鼻につく感じがある。
逆に、最近の作品ではあまり感じることがなかったのだけど…。世の中が村上春樹的に洗練されてきたということだろうか?
基本的に、この人の作品に出てくる男の欲望に都合良く作られてるような人形っぽい女の子が好きになれない。
そして、主人公の一見紳士的でソフトでありながら、冷笑的で内向的な卑屈っぽさがどうも共感できない。
要するに、どこか納得できないものを感じてしまうのだ。
でもまぁ、この人の独自の世界ってすごいなと思うし、ストーリーも面白いし、アフォリズムにも感心させられる。
嫌いじゃないんだけど、やっぱりちょっと鼻につく、村上春樹。
何が言いたいんだ?っていうのが素朴な疑問です。
読んでいて少し不愉快になるのは、若い日々の自分の愚かしさを思い出してとても哀しくなるからだろうか。
そういう意味では、タイムリーに青春の哀しみを描いて、若者の支持を得た優れた作品といえるのだろう。
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20 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 村上小説の真の出発点, 2003/1/8
村上作品に何を感じるかは人それぞれだと思う。僕にとってはこの作品は彼の作品の中で一番リアリティを感じてしまう。1970年代僕もピンボールに夢中だった。淡々と異性と付き合い、ビールを毎日飲み、思想もなく、当然にそこに政治もなかった。彼の作品の「こちら」と「あちら」が渾然一体となった生活があったのは事実だと思う。それがこの作品以降明確に分離する。僕にとっては村上作品の出発点はこの作品からだと思う。彼の原点を知る上でも外すことの出来ない作品であるのは間違いないと思う。是非とも読んでみて欲しい。
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25 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 偏愛している作品, 2007/4/7
By 
くにたち蟄居日記 (Surabaya,Indonesia) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 1973年のピンボール (講談社文庫) (文庫)
 デビュー作 風の歌をきけ と 大作 羊をめぐる冒険の合間の作品で わりと地味とという

評価が多い。

 

 話としては双子の登場、ピンボールを巡る 幾分シュールな展開もあり その後の村上春樹の世界を

強く予感させる作品だ。いくつかの挿話は 結局答えが出てこないまま終わっていく。その辺のもどかしさも 既に村上らしい仕立てになっている。

 但し叙情性に満ちている。特に 冒頭の井戸掘りの話からはじまり 最後は11月の雨で終わる本作は いたるところに水のイメージに満ち溢れている。その鮮烈さも捨てがたい魅力だ。

 そうして これが重要だと思うが 前期村上春樹の一大命題である「直子」という女性が 本作には登場している。その悲劇性は既に ノルウェイの森の「直子」を予告するものになっている。

 三部作の真中は 何でも難しいわけだが 個人的には 極めて好きな作品だ。
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