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最も参考になったカスタマーレビュー
606 人中、587人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
日本のポップス界の金字塔誕生,
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レビュー対象商品: 1969 (CD)
美空ひばり、ちあきなおみの居なくなってしまった今の日本の音楽界で、最も幅広いジャンルを超えたレパートリーを持ち、美しい日本語の歌でリスナーを魅了することの出来る真の実力派シンガーと言える、由紀さおり。彼女こそは日本から世界のどこに送り出しても恥ずかしくないアーティストの一人だとは前から思っていたが、全く思いもよらなかったかたちでこの度の世界進出、ワールド・デビューが実現した。今までにもこの手の海外アーティストとのコラボ・アルバムは数多く作られて来たが、日本のみの発売のものばかりであった。しかし今回のこのアルバムは、まさに前代未聞の欧米・アジア等の世界22ヶ国同時発売である(もちろん海外のAmazonからも輸入盤が入手できる)。このアルバムは彼女が「夜明けのスキャット」でメジャー・デビューを果たした"1969年"をテーマに日本の歌謡曲と世界の洋楽のスタンダード・ナンバーで構成されており、フランス語の「さらば夏の日」と少し英語が入る「パフ」を除いて、すべて日本語で歌われている。とかくこの手の作品は日本人の洋楽コンプレックスと西洋人の日本と中国を混同した変な東洋趣味に陥りがちになってしまいがちであるが、このアルバムではそれらが完全に克服されている。ピンク・マルティーニの「日本の心」を掴み切った演奏にも、大変驚かされる。まさに日本語歌謡曲が、世界に通用するワールド・ポップに昇華された瞬間である。 これはまさしく今年の日本の音楽界最大の奇跡的なビッグ・ニュースであり、日本から世界に送り出すにふさわしい、日本のポップス界の金字塔的名盤の誕生である。由紀さおりはイギリスの音楽の殿堂ロイヤル・アルバート・ホールの舞台に立ち、「夜明けのスキャット」「ブルーライト・ヨコハマ」「夕月」などを歌い、彼女のことを何も知らなかった聴衆の大喝采を博した。カナダのダウンロード・サイトでは、何と1位である。これほどまでにエポックメイキングな出来事にもかかわらず、日本のマスメディア、CDショップの扱いのこの余りの軽さは一体何なのか。かつて日本でも人気の高かった親日家のイタリアのトランペッター、ニニ・ロッソは「日本のメディアは日本の優れたミュージシャンを海外に紹介する努力を怠っている」と苦言を呈していたが、海外どころか日本国内に於いても怠っているのではないか。日本のメディアの度が過ぎるアイドル、ゴシップ、そして権威至上主義には、全く呆れてものも言えない。 そのうち由紀さおりの人気と評価は、我が日本よりも海外のほうが高くなってしまうことであろう・・・いや、もう既にそうなり始めているのかも知れない。 (2011.11.27追記) その後日本では、発売から一月経過した11月中旬になってようやくメディアがまともに取り上げ始め、CDも急に売れるようになり、大型CDショップも特設コーナーを設けるに至ったのである。これは明らかに、海外からの逆輸入の成功である。10月下旬に同じ大型ショップをチェックした時には、店の片隅の歌謡曲の由紀さおりの棚に、ひっそりと置かれていたのである。
106 人中、101人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
世界に通じる素晴らしい音楽,
By hat (大阪) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 1969 (CD)
このアルバムは、米国のジャズオーケストラであるピンク・マルティーニとのコラボレーションです。リーダーのトーマスがレコードショップで偶然LP「夜明けのスキャット」をみてジャケットに魅かれたのがきっかけです。このLPの中から「Taya Tan」をCDでカバーしました。佐藤利明という評論家が偶然Youtubeで発見し、由紀さおりのプロデューサーに連絡したのがきっかけで制作されました。さすが女優というほど感情豊かに歌い上げています。涙が出るような曲もありました。日本では(2011/10/12)に発売されていましたが、米国では(2011/11/8)に約1ヶ月遅れて発売されました。両方ともAmazonで入手しましたので違いを書いておきます。佐藤氏がこのCD発売までの経緯や曲目説明をB4用紙1枚の裏表に書かれています。実質はその紙1枚の差です。 日本版 米国版 ケース 上下プラスチック CD格納部分はプラ。表は厚紙 曲目 まったく同じ 歌詞カード まったく同じ 曲目説明 あり なし 価格 3,000円 1,387円(2011.11.24時点)
47 人中、45人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
日本人には懐かしく、外国では新しい感覚,
By 上杉 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 1969 (CD)
面白い、興味深い。1969年の歌謡曲や洋盤ヒットが入っている。由紀さおりの日本語での歌唱(1曲だけ外国語)だから中高年日本人の琴線にふれる。 しかもヒット曲だけでなく、マニアックな名曲も多い。 これを全世界発売して売れると考えた「ピンクマルティーニ」の選曲センスを聞いてみたい気がする。 当時の洋盤指向の作曲家筒美京平、いずみたくの曲が各2曲あるので、根底はつながっているのだろう。 日本人ならブルーライトヨコハマ、夕月などのヒット曲を好むと思う。でも外国のアイチューンで調べると、 好みは圧倒的に「真夜中のボサノバ」「マシュケナダ」である。 由紀さおりの、高低音自在な歌声だけでなく、ささやくような歌唱がこの2曲にはあっており、外国人が スムーズジャスやワールドミュージックとして聞くと、とても好まれているようだ。 一昔前の「ブエナビスタ・ソシアルクラブ(キューバ音楽)」の歌姫オマーラ・ポルトゥンド(キューバ の美空ひばり、みたいな人)のような感覚で聞かれているのではないかと思う。 今の感覚で聞いても「真夜中のボサノバ」は、ムード歌謡曲だが本当に名曲である(編曲が良い) 「私もあなたと泣いていい?」は、シャンソン風のフォークソングだが、歌詞は米国のラップのようだ。 このCDには演歌的要素を除く日本の昔の歌謡曲の面白い部分が詰まっている。
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