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376 人中、325人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
64ページ中、事実の間違いが45ヵ所も・・・・・,
By 田中美津 "ヤマちゃん" (東京都八王子市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 1968〈下〉叛乱の終焉とその遺産 (単行本)
私はこの本の第17章「リブと私」に出てくる田中美津本人です。
エッ、私って「拒食症」だったの?、高校時代に家出を「2回」した?「安田講堂に立てこもった男と同棲」してたって?「ぐるーぷ・闘う女」を3人で立ち上げた? 「田中は自己の『物語』の変更や矛盾に、否定的な意識をもたなかった」という自説を証明する資料として、「2004年の講演では『私、ずっと同じことやってるの、苦手なんです』と述べている」と小熊氏は記す。が、実はこれ、「ずっと同じ姿勢で話すのは苦手なんです」と言ってる箇所からの引用なのよ。 こういうトホホな誤読・誤用そして捏造がなんと45箇所もある。これは710ページの「田中美津とその経歴」から数えてのことだから(私についての記述はそこから始まる)、なんと64ページ中、45箇所間違っているということだ。(精読したらもっと増えるかも)。 私が「直感」の人なら、彼は「誤読・誤用・捏造」の人なんだね。 それに何だかあざといなぁ。「田中は白いミニスカートでビラを撒いてた」という証言について、「事実かどうか不明だが、とりあえずこの証言を採用する」と注に書いておきながら、「白いミニスカート姿で」「年齢不相応な白いミニスカートで」とその後4回にわたって記している。だいたい何ゆえその証言を採用したかも明らかにしないで、これ、ホントに学者が書いた本なの。「美津さんが永田洋子だったら、私は殺される側だと思った」という、誹謗中傷をもたらす以外に何の意味もないコメントも堂々採用されていて、もうアレーって感じよ。小熊氏は読み手をよほど見くびってるね。 事実の検証が杜撰で、その上ミソジニー(女性嫌悪)を感じさせる記述の数々。 まだ私は生きてるのだから、せめて1度くらい取材すればよかったのに。何の取材もせずに「田中はそう思った、こう思った」と書いちゃうところが、昔読んだ週刊新潮の「男と女の事件簿」にそっくり。もう失笑しながら読ませてもらった。 東大教授の上野千鶴子さんには事前に原稿見せたんだから、私にも見せてくれればよかったのにね。結果17章は無残な労作になってしまって!
168 人中、125人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
ただただ、困ってしまう。,
By
レビュー対象商品: 1968〈下〉叛乱の終焉とその遺産 (単行本)
この本が労作だとわかるだけに、この事実関係において間違いの多いらしい本が「正史」として残るのは困ってしまうなあ。例えば、高校生の闘争について学芸大学附属高校など3校の闘争がわざわざ、1970年に他から遅れて行われた、と書いてあるが、映画の解説本である朝日新聞社刊『若松孝二 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』にも1969年10月20日付けの記述で「学芸大付属を含む7校が都内でバリケード封鎖中である」趣旨の記述がある。せめて事実関係は新聞の縮刷版くらい当たって正確を期して欲しかった。
著者サイドか、第3者が正誤表でも作成してくれないと、この本は・・・・評価の下しようが無いです。
204 人中、144人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
偽史以下のバッタ本,
By 府川充男 (東京都新宿区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 1968〈下〉叛乱の終焉とその遺産 (単行本)
上・下巻あわせて二十箇所近くもさんざん(しかも前後の文脈を抜きに恣意的な小熊流ストーリー,手っ取り早く言えば歴史の捏造そのものの部品として)「引用」もしくは「参照」されている人間として申上げるが,小熊英二クンという人物はそもそも文献処理の基礎的訓練が全く出来ていない。これが「学術書」(序文)の類でないことは事改めて申すまでもないこと,1968年1月17日の佐世保において社青同解放派が青ヘルメットで登場し,それに対抗して社学同が翌日から赤ヘルメットで出現したという荒岱介の回想が,筆者の勝手なストーリーの中では中核派が白ヘルメットを被ったという話にまで変形させられる。市民運動に「革命的に介入」していったブント系高校生運動が「多くのセクト活動家同様(中略)「ベッペ」と蔑称するようになっていた」とあるが,そもそも筆者が参照している拙著を普通に読めば,そのリーダーである私自身がセクト活動家そのものであったことは明白で,ベ平連など最初から莫迦にしきっていたことも明らかである。本「田」延嘉だの梅本克「巳」だのと,あの時代のキー・パースンの名を筆者が誤入力し,斯る好い加減な原稿をチェックしえぬまま斯様に明確な欠陥製品を市場に出してしまった版元の制作・校正態勢の不備も指摘せざるを得ない。版元の主力商品は教科書だそうだが,あらためて社内で全面的に検討すべきではないかと,老婆心ながら申上げたい。
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