前作との大きな違いにまず音質の向上があります。前作は打ち込みであったし、壁を一枚隔てて聴いているような音量でせっかくの曲の良さを台無しにしていました。今作からパワフルなバンドサウンドになり、一気に垢抜けた印象です。そして、豪華客船タイタニック号の歴史を追ったコンセプト作であること。REINXEEDのドラマティックな楽曲はかの船の栄枯盛衰を表現するのにピッタリだと思います。楽曲はソナタの1stのようにほぼ全てが疾走曲あるいはアップテンポナンバーでバラードはボートラの#15のみ。速い曲が好きな日本人にはたまらない構成でしょう。今回も実に粒揃い、どの曲も甲乙付けがたいですが、#2、#4、#7、#10あたりは特に強力だと思います。トミーの歌唱もカヴァー集を制作したおかげか、少し安定してきたように思う。もはやB級メロスピの一言では片付けられないバンドに成長しましたね。あとはリスナーの好みの問題です。
ここまで優れた作品を聴くと是非ライヴも観てみたくなる。