1.内容
社会学者の宮台真司さんの研究の成果を盛り込んだ、「学校じゃ学べない『社会の本当』を語」(p1)った本。恋愛、仕事、政治、生と死など、内容は多岐にわたる。第8章は、第7章の流れから、サイエンス・フィクションの紹介。
2.評価
正直、14歳の人にはわからないのではないか? 私も著者の見解が正しいかどうか判断しかねる。例えば25ページ。「いまなぜ『昭和30年代ブーム』なのか」とある。ブームは認めるけど、そのリアルがどうかが社会学の守備範囲ではないのか(犯罪が現在より多い、などのネガティブなことはなぜ指摘しない)? 「孤独死をする人で一番多いのは(中略)中高年の男性」(p72)としても、「ひとりさみしく」(p72)とだけ評価するのが妥当なのか(突然死はどれくらい?あと、「お金をかせげなくなったとたん」(p72)云々は、時代を問うのだろうか)?p115の「大企業」も、データで大企業と中小企業、どちらの倒産が多いのか、みたいなことを示すのが社会学ではないのか(あくまでレビュアーのイメージだが)?おおむね、著者の考えが前面に出て、正しいかどうか判断できないことから、注意喚起の意味を込めて、星3つとする。