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14歳からの哲学 考えるための教科書
 
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14歳からの哲学 考えるための教科書 [単行本]

池田 晶子
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (84件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

――――――――――――――――――――――――――
プレゼントにも最適。「考える」読書。
――――――――――――――――――――――――――

人には14歳以後、一度は考えておかなければならないことがある!今の学校教育に欠けている、14、5歳からの「考える」ための教科書。
「言葉」「自分とは何か」「死」「心」「体」「他人」「家族」「社会」「規則」「理想と現実」「友情と愛情」「恋愛と性」「仕事と生活」
「メディアと書物」「人生」など30のテーマを取り上げる。
読書感想文の定番,中高大学入試にも頻出の必読書。年代を超えて読み継がれる著者の代表作。

内容(「BOOK」データベースより)

人は14歳以降、一度は考えておかなければならないことがある。

内容(「MARC」データベースより)

今の学校教育に欠けている14歳からの「考える」のための教科書。「言葉」「自分とは誰か」「死」「家族」「社会」「理想と現実」「恋愛と性」「メディアと書物」「人生」等30のテーマで考えるきっかけを与える。

著者からのコメント

●14歳の人へ、14歳以上の人へ、――「あとがき」より

○14歳の人へ、

 このような仕方で物事を考えることを、「哲学」と言います。

 もし君が、このようなものの考え方、当たり前に思っていることが本当はどういうことなのかを知りたくて考えるということに、もっと興味があるのなら、書店か図書館へ行って、「哲学」と名付けられたコーナーを見てみるといいでしょう。そこには、古くはプラトン、デカルト、カントといった有名な名前の人々の本が並んでいるし、新しくは現在生きている人によって書かれた本もたくさんあります。

 でも、たとえ今の君がそれらの本を手に取って読んでみても、聞きなれない言葉や変な言い回しがいっぱい出てきて、おそらくちんぷんかんぷんでしょう。大学へ行けば、それらを専門に勉強するための学科もありますが、でも、もし君がこの本に書いてあるような仕方で「考える」とはどういうことなのかがわかったのなら、あれらの本を無理して読んだり、専門の知識を覚えたりする必要は、必ずしもないのです。

 なぜだかわかりますね。だって君が求めているのは、「考えて、知る」ことであって、「読んで、覚える」ことではないからです。自分で考えて知るために、他人の本を読んで覚える必要はありません。むろん、あれらの哲学者たちは、自分で考えて知ったことを、書いて本にして残したわけですが、それらを読んで考えるとはどのようにしてなのか、まずそれがわかっているのでなければ、それらを読んでも何も知ることはできないでしょう。でも、そんな仕方で哲学の本を読んで、考えたつもりになってしまうことが多いので、あれらの本を読むのは、自分で考えるとはどのようにしてなのか、なんとなくでもわかってからの方がいいかもしれません。そうして考えながら読んでみるなら、あんなに面白い読書はありませんよ。

 だからとにかく大事なことは、君が、「知りたい」という気持ちを強くもっているということ、ただそれだけだということです。あれらの立派な哲学者たちだって、考え続けていた理由はそれに尽きるのだから、その意味では全く同じなのです。だからこそ、哲学という考える営みが、人類によってなぜずっと続けられてきたのか、はっきりとわかるなら、君はもうすでに哲学を始めているということになるわけです。たとえ「哲学」という名前なんか知らなくてもね。

 この本が、そのささやかなきっかけになることを、期待しています。

○14歳以上の人へ

「哲学」という何かが、自ら考えるより先に存在しているわけではないのですが、哲学史や学説を覚えることが哲学であるという誤解は根深く、あるいはそれらを「やさしく」解説したところで、やはり自ら考えられているわけではなく、さらには自ら考えているかのようで、単なる個人の人生観であったり、そんなこんなを見るに見かねて、とにかく人が素手で考え始めるその生の始まりを伝えるべく、このような教科書の形で書いてみました。



 対象はいちおう14歳の人、語り口もそのように工夫しましたが、内容的なレベルは少しも落としていません。落とせるはずがありません。なぜなら、ともに考えようとしているのは、万人もしくは人類に共通の「存在の謎」だからです。したがって、何らかの答えめいたものを教えているわけではないこの本を「教科書」と呼ぶのは、ひょっとしたらふさわしくないのかもしれませんが、子供とともに、生徒とともに、あるいは一人で、なお謎を考えて知りたいという意欲をおもちのいかなる年齢の人にも、何らかお役に立てるものと思っております。



 あえて指導要領めいたことを申しますと、I・II章は14歳から、III章は17歳からとなっていますが、これは、III章は、やや大きい視野が必要かと思われたためであって、抽象度においては、おそらくどれもあまり変わりないでしょう。I「原理」、II「現実」、III「真実」と、無理に言うならそんな感じで書かれています。



 トランスビュー社の中嶋廣氏の御子息が、たまたま中学三年生だったこともあり、それこそ「生の」貴重な意見を、参考とすることができました。うまく本書に反映できていれば、幸いに思います。
(池田晶子/文筆家)

著者について

[著者]池田 晶子(いけだ あきこ)
1960年生まれ。慶應大学文学部哲学科卒業。専門用語による「哲学」についての論ではなく、哲学するとはどういうことかを日常の言葉を用いて示し、多くの読者を得た。代表作の『14歳からの哲学 考えるための教科書』は、中学国語教科書に紹介されるなど、特に幅広い年代に読まれた。
著書に『14歳からの哲学』『人生のほんとう』『あたりまえなことばかり』『リマーク1997-2007』(トランスビュー)『新・考えるヒント』『オン!―埴谷雄高との形而上対話』『新・考えるヒント』(講談社)『41歳からの哲学』(新潮社)『君自身に還れ』(本願寺出版社)『14歳の君へ』『暮らしの哲学』(毎日新聞社)ほか多数の著作を残し、2007年2月23日死去。

抜粋

●考える[1]

 君はいま中学生だ。
 どうだろう、生きているということは素晴らしいと思っているだろうか。それとも、つまらないと思っているだろうか。あるいは、どちらなんだかよくわからない、なんとなく、これからどうなるのかなと思っている、多くはそんなところだろうか。



 生きているということは素晴らしいと思っている人にとって、生きているということは素晴らしい。なぜって、その人が、生きているということは素晴らしいと思っているのだから。


 生きているということはつまらないと思っている人にとって、生きているということはつまらない。なぜって、その人が、生きているということはつまらないと思っているのだから。



 どうだろう、こんなふうに言われて、君は何か意外なことを聞いたように感じるだろうか。それとも、すごく当たり前なことを聞いたように感じるだろうか。 ひょっとしたら、誰かは気がついたかもしれない。…・・(「第一章 考える[1]」より)
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