シリーズ750万部(国内外)を売り上げる超ロングセラーの原点。
実際購入して子どもと何度も読んでみて、その魅力がよくわかりました。
新しいすみかを求め、14ひきのねずみの一家が野をこえ、谷をわたって、お引越し。家を作り、水道をひき、橋をかけ、冬に備えて食べ物を集め、みんなで晩ごはん。気持ちのいい寝床で安心して眠りにつきます。
自然、ねずみ、生き物たち、一筆一筆に愛情がこめられたような絵がとても印象的です。10人の子どもたちも服装から表情まで実に細やかに書き分けられています。いっくんからとっくんまで名前がついており、あてっこもできます。
表紙裏は、彩色なしの森の遠景で、遠くから14ひきの姿が描かれていますが、ねずみたちがゴマ粒ほどに小さくて・・・ こんな小さい生き物が、大きな森の中でせいいっぱい生きているんだなあとなんだか胸が詰まる思いがしました。この表紙裏の絵が、色鮮やかな14ひきの絵本を一層すてきなものにしているように感じました。