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133キロ怪速球 (ベースボール・マガジン社新書)
 
 

133キロ怪速球 (ベースボール・マガジン社新書) [新書]

山本 昌
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

日本球界を代表するベテラン左腕・山本昌。2008年には史上24人目の200勝投手となった。83年秋のドラフト5位で中日に入団した著者は体だけは大きかったが、しかし決して才能に満ちあふれていたわけではなかった。戦力外通告におびえていた著者は何を考え、弱肉強食のプロの世界でいまもなお生き残ることができているのか。どこにでもいた“普通の”野球少年が“特別の”投手になった理由とは。プロ26年目にして初の自著。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

山本 昌
本名は山本昌広(やまもと・まさひろ)。1965年8月11日、東京都生まれ。左投左打。神奈川・日大藤沢高から83年秋のドラフト5位で中日ドラゴンズに入団。プロ5年目、88年の米国への野球留学をきっかけに飛躍。同年8月プロ初勝利。以後はスクリューボールを武器に活躍。93、94、97年に最多勝利、93年に最優秀防御率、94年に沢村賞を獲得。2006年には対阪神戦で史上最年長となるノーヒットノーラン、08年には史上24人目となる200勝を記録した。日本球界を代表するベテラン左腕(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 222ページ
  • 出版社: ベースボールマガジン社 (2009/05)
  • ISBN-10: 4583101694
  • ISBN-13: 978-4583101699
  • 発売日: 2009/05
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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By チャンチキチ トップ500レビュアー
形式:新書
 夢中で読んでしまった。ドラゴンズファンであることを心から誇らしく思ったのももちろんだが、200勝という金字塔に至るまでの物語の一つ一つを、昔を思い出しながら読みふけった。ワインドアップ投法へのこだわり、日本初のセットポジション、アメリカ留学とは名ばかりの島流し、ルーキー近藤真一の衝撃、マイナー内野手から教わったスクリュー。思い出の10・8…山本昌が、瀬戸際で前向きな気持ちで腐らずに努力を続けたこと。その努力とは決して根性論ではなく、自分がこの世界で行きぬくためにはどうしたらよいか、分析しながら正しい判断の中で的を得た努力をしてこられたこと。また、様々なシーンで「素晴らしき人たちとの出会い」があったとことは特筆すべきことであろう。山本昌は、野球に対して本当に真面目に取り組んできたのだろう、「神様」がいて、こういう出会いを与えてくれたと思えるほどだ。必死になっている人にはやっぱり、助けてくれる人が必ず現れるのだろう。アイク生原さんはもちろん、トレーニングコーチの小山裕史さんとの出会いもまたしかりである。偶然、不遇であっても、自分が腐らないように考え方を変えて、今の環境で努力する。正攻法で結果を残した山本昌に「自分もそのやり方で頑張ってみます」と言いたい気持ちだ。
 
 星野仙一、高木守道、山田久志、落合博満。山本昌から見たこの方達の視点も素晴らしい。特に私は高木守道さんのファンなのだが、「最も喜ぶ顔を見たい」監督だと山本昌が書いているのを読んで、心から嬉しかった。 

 普通に社会に生きていて40近くなると、かつての学生のように「目標を持って頑張る」ということが難しくなる。目標がないのではなく、日常の中にノルマとして組まれてしまうことが少なからずあるからだ。どんな小さなことでも続けていたい、この本は私にそんな思いを抱かせてくれた。5月下旬現在、山本昌ファーム調整中。ワインドアップのあの美しい投球フォームを早く見たい。そして、ドラゴンズ浮上のためにまだまだ頑張って欲しいと思っている。また、横浜・工藤公康投手との投げ合いを是非、見たいものである。
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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By aaa0042 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
 最近よく出されている、新書版の野球選手自叙伝である。
 決して大きな期待を背負って中日に入団したわけでなく、途中、解雇の危機感も味わった山本選手。苦労人であるだけに、周りの人に対する感謝の気持ち、小さなことをおろそかにしないといった価値観を持っているようである。また、本書の中には恨み言や愚痴の類はほとんど見られない。そんなこともあり、たいへんよい本にめぐり会えたなという感想をもった。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
山本昌本人による自叙伝・トレーニング論・コーチ論ではあるが、タイトルにあるような「133キロ怪速球」を完全に解説するには、本人の証言だけでなく科学的にそのストレートを解析する作業が不可欠なのだ。

曰く、昌さんのストレートは一試合中に投げる球数のうち45%を占めること(松坂大輔とほぼ同じ。阪神の下柳は8%)
曰く、昌さんのストレートにおけるボールのスピン量は毎秒52回転。これは一般の投手の1.5〜2倍のスピン量に当たること
曰く、スピン量の大きなストレートはその回転によって作り出す揚力によって、スピン量の少ない直球よりも落差が小さいこと(昌のストレートの打ち損じでポップフライを上げたり、空振り三振のバットの多くがボールの下を通過していることを思い出していただきたい)
曰く、スピン量の大きな直球は、その高速回転によりボール真後ろに出来る負圧のエリアに空気を送り込み、結果としてボールを減速させる作用を小さくすることから、リリース直後の初速と、バッターの手元に来る終速の差が小さい。従って差し込まれたり、詰まったバッティングになることが多い。
曰く、昌さんのフォームは体の特定の箇所に、過度な負担をかけない理想的なものである

これらはBS-i放送「超・人 山本昌」で特集されたストレートの解説であるが、我々野球ファンに「速球」というボールに対する新しい視座を提供する上でも、小山裕史氏との共著にして欲しかった。そう言う意味で☆一つを減らさざるを得なかったが、山本昌ファン・中日ファンにとどまらず、プロ野球ファンやただの野球好きにも是非読んでいただきたい良書の一つである。
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