鋭い現状認識と、現状認識に基づく発想の卓越性ではないかと感じます。
わかりにくい商品といった業界の不誠実さ、
それによって生じる消費者の不満と真剣に向き合ったこと、
そして、その不満を少なくとも理論上は解決できる、
今までにないアイデアを発想したこと。
「ビジネスプラン」を、発想したアイデアをビジネスとして成立するように
練り上げていくことだとすれば、本書の本質は「ビジネスプラン」ではなく、
その前段階の発想にあったと私は見ています。
前半のたった2ページ(P21,22)、これだけで、私が投資家であれば、
真剣に投資を考えようという気になります。
それ以降の内容はビジネスプラン策定のプロセス解説に過ぎず、
私にとってはほとんど価値を感じる内容はありませんでした。
逆に、このたった2ページにそれだけの迫力を出せるという意味で、
大変興味深い著書だと思います。