新書なので、
そもそも想定読者は大人だと思います。
特に前半が面白い。
法思想史とからめて、
ロック、ホッブス、スミスと解説。
法律と政府、あるいは国民の権利についての記述が続く。
「法律とは」という「そもそも論」に真っ向から取り組んでいます。
この前半部分では、国民とは、国家とは、法律とは、政府とはといった、
当たり前のようで、よく分からない常識を分かりやすく解説してくれています。
とても勉強になります。
荘司氏は学者ではないので、ソフトで具体的な文章は分かりやすいです。
5章以降はだんだんパワーダウン気味。
内容は裁判、訴訟制度へと移っていく。
こちらは前半のように饒舌に概念と現実を行ったり来たりながらの解説はありません。
こちらは企画を練った後、加えられた後付けの章なのかもしれません。
「13歳からの法思想史」とでもして、
前半に特化したら最高だったのにと感じました。